ハローワークにブラック企業の求人しかない理由

会社を退職してから新しい転職先を探す人の場合、年齢の若い人であれば転職サイトで企業の求人募集を確認しますし、年齢が35歳以上の仕事のできる人であれば、ヘッドハンティングやこれまでの人脈を使って、よりよい条件の会社に転職を行います。

しかし、そのどちらに該当しないような人の場合、転職サイトを見ても年齢制限により求人募集そのものがされていない状態になることも少なくなくて、唯一の転職情報が掲載されているハローワークに出かけて求人を調べることになります。

大抵は、年齢が40歳以上で、未経験の分野に転職を希望しようとしている人、転職の条件として、ある程度の待遇を希望しようとしている人の場合は、殆どの転職サイトの求人では、応募をしても書類選考の時点で落とされてしまいます。

この時点で、ハローワークの求人票にはブラック企業しか掲載していない理由がよく分かるんですけど、実際にハローワークに出かけて企業の求人票を見ても、ブラック企業と呼ばれている企業の求人しか見当たらないことが殆どです。

ハローワークにブラック企業の求人しかない理由。

既に答えはかいているんですけど、ハローワークにブラック企業しか求人を掲載していない理由は、ハローワークを利用して転職先を探している人そのものが、企業が求めていない人材であることが多いと企業側に判断をされているからです。

実際、人材を求めている企業としては少しでも年齢が若くて、経験があり、会社としての売上を上げてくれる人材を探しているわけですから、今の御時世、転職サイトで人材を募集すれば100件単位で応募されますので、書類選考をするだけでも大変です。

具体的に年齢30歳以下、経験者のみ、このような条件を提示している事が殆どですから、あえて条件に該当しない未経験で年齢の若くない人が沢山集まっているハローワークに求人を掲載することもない為、魅力のある企業の求人が見当たらないのです。

ハローワークで求人を探している人というのは、失業保険の手当を目当てに適当に求人を探している人が実際多くて、年齢も若くなく、実務実績もないのであれば、態々そのような人を書類選考するだけでも企業側としては何のメリットもありません。

条件が良い企業に転職をするなら転職サイトかヘッドハンティング。

ハローワークに求人を掲載している企業の場合、転職サイトの掲載をしても人材が集まらないような企業であるとか、ヘッドハンティングで高額な条件でできる人材を引き抜けないような企業が殆どになりますので、出来る人材ほどハローワークは選びません。

その為、自分がよりよい条件で転職を希望する場合は、エン・ジャパン等の転職サイトやハイクラスの転職サイトで求人を探して応募するか、個人情報を登録してから転職エージェントに転職先を探してもらうかの方法になります。

ハローワークに集まっている人すべてが、転職意欲がない人とは言いませんけど、殆どが失業保険目当ての人であったり、年齢が高くて実務実績がなく、これまでの人脈などもない人であれば、優良な企業であれば求人を掲載するメリットが無いわけですね。

稀に、ハローワークにも魅力的な企業の求人がされていることもない訳ではありませんが、ハローワークに集まる求職者の考え方が失業保険を取得するために、仕方なくそれをやっているような人達ばかりになると、企業側も真剣な募集はしなくなります。

求人する企業から見ればハローワークにはブラック人材しかいない。

ハローワークにブラック企業しか求人がないと言った話は有名ですけど、企業側から見ればブラックな人材しか集まらないような場所には、関わるメリットすら無い訳なので、あえてハローワークに求人を掲載する必要が無いと言った話です。

自分が求人情報を掲載する側になればよく分かるんですけど、ハローワークに掲載をして連絡をしてくる求人で、この人なら是非採用したいと感じるような人材に出会うのは大変難しく、それとは引き換えに転職サイト経由の求人なら、妥当な人材が集まります。

一番良いのは、転職エージェントや人脈経由で紹介される人材であり、稀に大外れの時もありますけど、それでも一番短時間で希望する人材を集めることが出来ますので、あえて企業は大金を払って転職エージェントに依頼をしているのです。