自己都合退職と会社都合退職の違いを失業保険で理解する

会社に対して正社員のポジションでそこに勤めている場合、実は他にはない大変強い権利でそのポジションが守れていて、正社員に対しては、余程のブラック企業以外は勝手に解雇をしたり、給与の変更をしたりなど、アルバイトを扱うような対応はできなくなっています。

例外的にブラック企業の場合は、何でもありの世界ですから、これらの企業のやっていることを例に出しても意味は無いのですけど、普通の企業でまともに管理部が動いている場合、正社員の扱いには特に注意をしているものです。

また、正社員の場合は失業した際にも手厚い保護がなされるようになっており、いわゆる失業手当が支給されるのは正社員だけですから、会社が倒産した場合、自己都合で退職する場合等、その退職理由とこれまで支払ってきた雇用保険の期間によって、失業手当の金額や受取期間が決まることになります。

 

 

正社員は実は役員よりも優遇されていることが多い?

 

よく聞く話として、クレジットカードの発行審査や、各種ローンの申請などで正社員が特に優遇されているのには、それなりの理由があるということになりますね。

ちなみに、経営層である役員の場合は退職しても会社が倒産しても失業手当を受け取ることは出来ませんので、会社に何かあったら自己責任で全てを対応しないといけないのですが、連帯保証人完備で借り入れをしている役員は会社が傾いたら人生も終了です。

 

 

自己都合退職と会社都合退職では失業保険の受取に差が出てきます。

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会社を退職する際に、実際には会社都合の退職であっても、会社から指示をされて自己都合退職として処理をしてしまう人がいるかもしれませんが、そのような指示には一切従わずに、事実をそのまま書類に書くようにしておいたほうが無難です。

会社都合での退職になると、補助金などを受け取っている会社には色々な不都合が出てくることになりますから、それで会社都合であっても自己都合退職にさせたがる会社が後をたたないのですけど、必ず事実が会社都合の退職であるなら、それ以外の理由をかいてはいけません。

無理やり会社側から、自己都合退職扱いにするように強要された場合は、お近くの労働基準局に相談にいかれたほうが良いかと思います。

 

 

自己都合退職は失業保険の受取に待機期間があるので要注意です。

 

自己都合退職と会社都合の退職の違いについては、会社側は国や自治体から受け取っている補助金等の兼ね合いがあり、どうしても自己都合退職にしたがることが多いのですけど、退職した社員の目線で見れば、会社都合の退職のほうが失業保険がすぐに支給されると言ったメリットがあります。

これ、簡単な話に見えるかもしれませんが、失業手当が翌月から支給されるのと、2ヶ月間の支給されない待機期間があるのとでは、全然、退職後の生活が変わってきますので、それを考えると会社都合の退職であるなら、そちらで処理をしておいたほうが良い訳ですね。

当然ですが、本当に自己都合退職の場合は、それは仕方がないので、失業手当の待機期間である2ヶ月間を何とか耐えて、その間に転職先を探すなどをしつつ、失業手当が支給される前に転職するか、失業手当を受け取ってから転職するかの判断になります。

その結果、案外失業保険を受け取ることなく、次の会社に転職をしている人達が多いため、国は失業保険の支払いをせずに今後に繰越ができるという、国から見れば素晴らしい仕組みになっています。




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