転職時に退職した企業の実資料を実績として使えない理由

会社を退職して転職をする際に、特にデザイン系の人に多かったんですけど、以前勤めていた会社で制作をしたデザインデータをそのまま持ち出して、転職先の企業で実績として提出公開する人が結構いて、それで色々と問題になることがあります。

なぜかと言えば、雇われれている企業で制作したデザインデータというのは、その企業の帰属している内部資料であり、外部に勝手に持ち出して良いものではありませんし、それをそのまま転職を希望する企業に提出すること自体に問題があるからです。

フリーランスのデザイナーとして活動している人なら別なのでしょうけど、そのようなデザイナーが特定の企業に転職をすることは殆どないでしょうから、大抵は企業で正社員として働いてたデザイナーの人がこれに該当していました。

このような場合、過去の実績として、デザイン会社で制作をして公に公開していたり、販売されている実際の書籍とか印刷物、ウェブサイトのURLを実績として提出することには全く問題がないのですけど、その実データを渡す行為は問題がでてきます。

 

 

退職前の会社の制作物は会社から持ち出してはいけません。

 

退職前の実データーを提出してくる転職希望者の場合、その企業にまともな人材がいて管理部などで確認していれば、この人は無断で会社の資料やデータを外部に持ち出す信用ができない人であると判断されてしまって、そこでお断りになることもあります。

企業によっては、リテラシー等が殆どなくて、平気で他の企業の内部データをサンプルや実績として受け取るような企業もいますけど、そのような企業には転職をしないほうが良いですし、著作物の管理については厳重にしておかないと後々問題になります。

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ですから、この点に注意しておき、デザインについての実績についてはオリジナルで作ったものを持ち込んでも良いですし、併せて出版物や自分が関わったウェブサイトのアドレスを提出して、このような仕事をやっていましたと伝えれば良好です。

 

 

システム開発会社の場合は相当厳重な管理になっている事が殆ど。

 

デザイン系の会社の場合、自宅に持ち帰って仕事をしたり、誰でもパソコンからデータをコピーできる状態になっていることも多いので、意外に勝手にデータを持ち出せるような環境であることが多いんですけど、システム開発会社の場合は状況が違います。

もちろん全てではないんですけど、システム開発会社の場合、データーの無断持ち出し自体が相当重大な結果を招くことにつながりますし、企業でのデーターベースのデータ盗難等が何度も発生していて、信用問題になって来ている現実があります。

その為、プロジェクトで使用しているパソコンにUSBメモリが装着されただけで、そのパソコンがロックされてしまって操作不能になり、管理者に通報がされるような環境であることも多く、データの持ち出しや持ち帰りは簡単には出来ない事が多いのです。

いい加減なシステム開発会社であれば、簡単に持ち出しをしたり、持ち込むパソコンも勝手に持ち込んで良いこともあるのかもしれませんが、大抵は持ち込むパソコンを制限されたり、携帯電話のシリアル番号まで提出しないといけないこともあります。

システム開発会社に勤務していた人で、以前の会社で制作をしたプロジェクトの設計しょやデータベース関連の書類、実装されたコードを実績として転職を希望する企業に提出する人はいないと思いますが、デザイン系の人は一度再確認したほうが良いですね。

転職をする際は、その実績が自分の著作物であるのか、実績として提出して良いものなのかを確認してから、問題がないようでしたら、自信を持って面接に挑むとよろしいかと思われます。




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