立つ鳥跡を濁さず|退職は常に円満をお勧めする理由

勤めている会社を退職する事になった場合、大抵の人はなるべく円満に退職処理を行うのでしょうけど、中には会社側と揉めまくっている状態で退職してしまう人もある程度はいらっしゃいます。

退職理由が親の介護であるとか、海外に留学するであるとかであれば、余程のブラック企業以外はどの企業も円満に退職処理を行ってくれるのですが、退職理由は同じ業界の他の企業に転職をするなどの場合は、執拗な嫌がらせをされてしまうこともあります。

ブラック企業については、どのような視点で見ても弁護できるような経営実態を持っていないことが多いため、社員が精神的にダメージを受けていようが体調不良を訴えようが、徹底的に低賃金で働かせるのが目的ですからね。

ですから、ブラック企業の場合は、若干事情が異なってくるのかもしれませんが、どんなに許せないようなブラック企業であっても、なるべく円満に退職をしておいて損はありませんので、ある程度は我慢できる範囲であれば、最後は耐えてみると良いです。

 

 

退職時にはどのような企業であっても円満退職をしたほうが良い理由。

 

ブラック企業の場合は、円満退職以前に、そのまま出社拒否をしてトンズラしても良いくらいの悪質な企業もあるかもしれませんが、それでは次の転職をする際に自分が困ってしまうことになりますから、嫌でも面倒でも退職処理だけはきちんと行います。

また、普通の企業であれば、企業側から円満退職をするような形式を取ることが多くて、自己都合退職であれば企業側もダメージがありませんから、特に正当な理由がある社員の退職については、必要以上に追求などもしないものです。

それで、退職時には円満退職をしたおいたほうが良い理由ですが、その理由は簡単であり、退職後にはもう関係ないと思っている企業やその関係者、元同僚に対して、将来的にどのような形で関わることになるか分からないからです。

 

 

人は因果応報で常に誰かと関わっていることを忘れないことです。

 

その際に、相当なトラブルを起こして喧嘩腰で退職をしているのであれば、元同僚や退職した企業等が自分よりも優位な状態で再開して関わるようになった場合、必要のない不利益を受けることになりますので、そうなってしまうと困るのは自分なんですね。

もちろん、自分のほうが圧倒的に有利な立場になって、かつての同僚や会社と関わることになるのかもしれませんが、その際でも円満退職をしておいたほうが余計なトラブルに成ることもなく、何をするにしてもスムーズな対応が行えます。

例え、相手がブラック企業であっても、そこは最後くらいは高い民度を見せつけて、あなた方とは違うんですよと言った感じで、笑顔で退職処理ができるようになれば良いんですけど、ブラック企業を退職する場合は大抵鬱状態であることが多いですから、このあたりは難しい話になるかもしれません。

退職理由として、同じ業界の他の企業に転職する連絡をすると、ブラック企業でなくても、執拗に嫌がらせをされることがありますから、それを避けるためにも、転職先の企業の名前を出すとかをせずに、単に、家庭の事情と伝えて退職処理を行うのも賢い考え方です。