デザイン会社に未経験者が転職する為の唯一の方法

全くの未経験の人がデザイン系の企業に転職をしたくなった場合、求人サイトの掲載されている要件の大抵がAdobeのフォトショップやイラストレーターを使った1年以上の経験者であり、全くの未経験者を募集しているデザイン系の求人は殆どありません。

新卒の採用であっても美大卒業とかセツ・モードセミナーの様に美大に匹敵する有名なデザインの専門学校を卒業している実績の人でないと採用されないことが普通ですから、デザイン系の会社に就職や転職をする為には必ずデザイン実績が必要になります。

デザインの仕事の場合は、普通のマニュアル的な仕事とは異なり、仕事のフローを覚えたり、マニュアルを理解してから仕事を覚えたりすれば良いわけではありませんので、仕事のフローを覚えつつ、デザインが出来る人でないと到底務まりませんからね。

このように、デザイン会社に転職をしたい場合は、必ず実績が必要になりますので、全くの未経験の人の場合は転職をしたくても、書類選考すら通過することがない業界なんですけど未経験でデザイン会社に転職をする方法は本当に無いのでしょうか?

 

 

目次

デザイン会社に未経験者が転職する為の唯一の方法。

 

私がデザイン会社で働いていたときも、転職をしてくる中途の人は例外なくデザインの仕事をしていた経験者ばかりであり、デザイン会社の場合は、年齢や性別に関係なく仕事が出来る人なら簡単に転職ができる業界ですから、幅広い年齢層の人がいました。

ただ、その中でも全くデザイン経験のない人が会社に転職をしてきたことがあり、本当にデザインの経験がなくて全くの異業種から転職をしてきた人も少なからずいる訳ですから、そういった人がどのような特徴があったかを知っていれば参考になるはずです。

デザイン会社に転職をしてくる人達の中で、未経験者で転職をしてきた人と色々と話しをしてみたんですけど、やはりデザイン会社で働いた経験は全く無いけど、デザインが好きで個人で色々とデザインを趣味で行っていた人たちばかりでした。

当時は3Dのデザインが一般的に流行っていた頃であり、それを見てこれも当時ブームになったLightWave3Dを購入して自分で当時は画期的な機能と言われていたメタナーバスなど使いこなして、オリジナルのキャラクターデザインをしていた感じですね。

 

 

スタジオモモに大変お世話になったのは私だけではないはずです。

 

この頃の時代はスタジオモモというデザイン系の掲示板が大変有名であり、その掲示板に私も頻繁に出入りしていたんですが、丁度、Windowsパソコンの3D性能が向上しつつあった時代でそれに合わせてLightWave3Dが日本でもブームになり始めた頃でした。

確か、プロジェクトワイバーンって言う、当時学生だったかな?、有名なSFの3D映像をLightWave3Dで作った方が二人の男性がいて、この映像が記録されたビデオを東京まで購入しに行った記憶がありますし、それくらいの熱意があった方がよいです。

MAYAも同じ頃にリリースされていましたけど、あまりに価格が高すぎて個人が趣味で購入できるレベルを超えていたと、メタナーバスを実装した価格帯がそこそこだったLighrWave3Dの使いやすさに、多くの人が興味を持っていた時代でした。

 

 

趣味でやっているデザインが本業のデザイン経験を超える瞬間。

 

実際の話しとして、全くの未経験者がデザイン会社に転職をする場合、経験はなくても趣味でLightWave3D等で既にプロ並みのモデリングが出来る人、六角大王でも良いので、依頼されたとおりのデザインが出来る人なら、正直即戦力な時代でした。

今でしたら、それくらいのことが出来てもおかしくはないのかもしれませんが、基礎ができてないと仕事として依頼されたデザインは出来ませんから、未経験者でも、趣味を超えるレベルで本格的なデザインができる人なら、即採用が決定される業界です。

アニメーター的なスキルや経験はデザイン会社には必要ありませんが、LightWave3Dでモデリングができる時点で、デッサンの基礎があるわけなので、そういった実力を持っている人でしたら、デザインの仕事を覚えるのも相当早くて実際に早かったです。

未経験者の方で、デザイン会社に転職をしたい場合は、是非とも趣味を超えるレベルで自分が興味ある分野でデザインの勉強をするか、やりたいことをどんどんやっていってみて下さい。そうすれば必ず認めてくれる人や会社が出てくるはずです。