鬱病で2年のブランクでも転職に成功した友人の秘密

正社員として働いている最中に、残業時間があまりに多すぎたり、人間関係のトラブルなどにより体調を壊すなどをして、不本意ながら会社を退職した後に、暫く自宅で休養をしながら社会復帰を考えている人も少なからずいらっしゃると思います。

この場合、鬱病やパニック症状で退職をしてしまった人であれば、その後に体調が回復するまでに1年単位の長い時間が掛かることが普通であり、その間は働くことが中々出来ない為、実家などで長期間に渡って休養をしながら体調を回復させていきます。

私の友人もシステム開発会社であまりの長時間に及ぶ残業の為、20代の若さなのに体調を壊してしまって、うつ病になってしまい、最後は命からがら何とか会社を退職することになってしまったんですが、それは見ていてもあまりにひどい状態でした。

他にも案件が炎上をしたりしてしまい、特有の人間関係のトラブルなどもあったようで、その状況下で最後までよく頑張ったものだと思いましたけど、他にも何人か体調不良で離脱をしていったメンバーたちがいらっしゃったようです。

 

 

鬱病で数年間のブランクがあっても社会復帰できるのか?

 

うつ病になってしまい、数年間の自宅療養をして体調を回復させることになった私の友人も、その後になると幾分と健康になり、社会復帰できるようになった訳なのですが、ここで気になるのが、数年間のブランクがあっても転職できるのか?といった話です。

通常、1年以上のブランクが有ると転職が難しいと言われていて、実際に友人の場合は2年間程休養していた為、かなりのブランクがありますので、普通であれば中々転職ができないケースも多いのでしょうけど、アッサリと転職をすることになります。

これは、鬱病で退職をしていても、その後に1年以上のブランクがあったとしても、社会復帰が出来るということであり、転職の際にはブランクや退職理由よりも、その人の実績や能力が優先される業界もあるということですから、持つべきものは実績です。

ですから、長期間のブランク期間があるからといって、それを理由に面接で落とされるような場合は、他の業種を積極的に選んで転職活動をすればよいということであり、それをするには、ブランク期間が発生する前に実績を作っておく必要があります。

私の友人も正にこの状態であり、鬱病になってしまい、会社を退職してからは完全に何もせずに休養していた訳ですから、そうなってから何かをしようと思っても時既に遅いわけで、ブランク期間で悩んでいる人は大抵このパターンではないでしょうか?

 

 

ブランク期間が発生する前に人生の種まきをしておくのがお勧め。

 

2年間のブランク期間中、何をすることもなく休養をして体力を回復させていた私の友人は、その後にアッサリと社会復帰をしたわけなので、ブランク期間が1年、2年あろうと、何ら問題がないことが証明されたわけなんですけど、それには理由があります。

鬱病で会社を退職するはるかに前の時点から、英語の勉強をしていて、教師の資格を取得するまでになっており、その後も日々英語の勉強をしながら、スペイン人の人たちなどとも交流をしていて、デザインなどの実務経験も積んでいたようです。

その為、システム開発会社に就職をした後でも、この業界に多い、退職をしても他の業界に転職ができずに、何度も体調を壊してしまって、いつの間にか年齢が30歳を過ぎて路頭に迷うこともなく、全く異なる異業種にて社会復帰が出来たわけです。

友人に関しても、まさか自分が将来うつ病になり、退職をして長期間仕事ができない状態になるとは思っていなかったのでしょうけど、それまでに頑張って取得していた資格と実績がその後に役に立つことになり、種をまいていた芽が育った瞬間でした。

これが、ブランク期間があって転職が全然うまくいかない人と、ブランク期間があっても転職がスムーズに行える人との根本的な違いになるのではないでしょうか?

成功する人はブランク期間が発生するはるか前に、他の人が遊んでいる時に、将来に向けての勉強をしていて、その種まきを事前にしていることを考えると、まだわからない将来であっても、どうすればよいのかについては、自ずと答えが出てくると思います。