優秀な仕事が出来る人ほど転職をする話とわらしべ長者

恐らく誰もが一度は聞いたことがある転職に関する有名な話としては、転職回数が多い人ほど優秀な人であり、仕事が出来る人だから積極的に退職と転職をしたほう良いといった話なんですけど確かにこの話は間違っていないんですが、特定の条件があります。

その条件と言うのは、たしかに優秀な人ほど転職を繰り返すのですが、その度に大幅に仕事の水準が高くなっていたり、報酬が雪だるま式に増えていることであり、この条件に一致していない転職回数が多い人は、世間では優秀な人材であるとはいえません。

ですから、転職をする際にもっとも重要なのは、今働いている労働条件や環境を大きく上回る待遇で転職をするということであり、転職をすることにより仕事のレベルが下がったり収入が劇的に下がってしまっている状況では転職はしない方が良いのです。

 

 

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優秀な仕事が出来る人ほど転職をしている話は本当なの?

 

日本国内では仕事が出来る人ではなくて、会社に忠実で余計なことをしない機械部品な人材が優秀とされて経営側に好まれることが多いので、転職回数はなるべく少ないほうが良いと言われていますが、現在のグローバル化でそのような状態は終焉を迎えます。

外資系の企業の求人などでは転職回数などは関係なくて何をやってきて、何を出来て、どれ位会社に貢献できる人材なのかを重視することが多く、早い話が仕事が出来る人ならそれに見合った報酬を支払うけど出来ないなら要らないって感じで分かりやすい。

日本で働いているからと言って、転職回数が不利なる時代ではなく、本当に出来る人なら海外の企業でも視野に入るわけですから、転職回数よりも転職をする際にどれだけ自分の社会的評価を付加価値を高められるかを意識しながら転職をするのがお勧めです。

 

 

退職を検討し始めたら進路を決めてから退職をしましょう。

 

通常、仕事が出来る人で退職後にそれ以前よりも報酬や待遇が悪くなることはあり得ませんので、それが出来ない人は仕事が出来ない人になり、転職回数が多いことがデメリットになってしまうんですけど、そうなってしまうと30代以降が相当きつくなります。

実際に、30代以上の年齢の人で転職先が決まらない人の殆どがそれに該当している人であり、仕事が出来る人なら40代でも50代でも年収1000万円以上の求人に辿り着いてそのレベルで転職活動をしているわけですから、仕事がないわけではありません。

仕事がなくなっているのはこれまで単純労働やオペレーションと呼ばれている工場内でマニュアル的な作業をしていた人たちであり、仕事が出来る人たちは毎年出てくる新しい分野の仕事が幾らでもあるわけですから、仕事が出来る人になった方が良いのです。

 

 

優秀な仕事が出来る人ほど転職をする話とわらしべ長者。

 

日本の有名な童話の中に、わらしべ長者とう作品があり、とても貧しい百姓をしていた若い男性が生活苦を仏様に祈るように相談をした所、その後、アブを藁で結んで手に持って歩いていると、物々交換を何度もしていき、最後には屋敷や土地を手に入れます。

転職についても正にこれと同じで、転職をする度に大きく付加価値をつけて新しい会社に転職をしていけば、自分の能力の限界まで上限が無制限にリミッター無しで広がるわけですから、この状態で転職をしている人なら回数が多いほど優秀な人材になります。

転職をする度に労働条件が悪化しているとか、賃金が下がっているとか仕事の内容が単純労働化している場合は大変危険な状態ですから、万が一その状態になっているのであれば、急いで軌道修正をしないと転職回数が多い=仕事が出来ない人になります。

そうなってしまうと、20代の時はまだ良くても30代以降の転職で相当苦労することになりますし、40代、50代と年令を重ねていくと、益々悲惨なことになりますから、転職回数が多い人ほど優秀になるためには、わらしべ長者の話を思い出してみましょう。