年齢が35歳を過ぎて派遣社員なら将来危険で損をする理由

現在の日本では派遣社員として非正規で働く人が大変多くなってきており、正社員としての数々の福利厚生の恩赦を得ることなく、日々労働者として働いている状態になるのですが、可能であれば福利厚生に優れた会社で正社員として働いたほうが安泰です。

特に年齢が35歳を過ぎて会社員として働いていない人であれば、派遣社員として働くと損をするばかりではなくて、将来的に契約終了になってしまった場合、相当特殊な技術や経験がない限りは転職ができない状態になってしまい、露頭に迷いかねません。

また、年齢が35歳を過ぎていて派遣社員と似たような働き方をしているように感じるフリーランスとの違いが分からない人も多いのですが、派遣とフリーランスは全く違った働き方であり、報酬単価が高くて直接契約で働くフリーランスの方がよいのです。

年齢が35歳を過ぎて派遣社員なら将来危険で損をする理由。

年齢が35歳を過ぎて派遣社員として働いている場合、一番問題になるのが期間契約で働く雇用形態で保証も何もありませんので、契約が満期になればそれで仕事を失うことになり、新しい派遣先を派遣会社に相談することになるのですが、これが問題です。

何しろ、派遣社員として働けるのは年齢が若い時程、常に有利になる仕組みになりますから、年齢が35歳を過ぎている派遣社員を積極的に現場に欲しがる会社は極端に少なくなりますし、この時点で正社員としての転職もかなり難しくなる恐れもあります。

雇用保険などもなく、正社員としての福利厚生や保証などもありませんから、派遣会社から支給される報酬のみが生活の糧であり、その間10年、20年と経験を積んでも将来転職に役立つかと言えば、殆ど役に立たないことが多くて、転職が困難になります。

正社員として働いた場合は数々の福利厚生が受けれます。

派遣会社として働いている人は正社員の報酬のみに目がいってしまう人が多いのですが、実際に正社員として働くと、家賃補助や社宅などの福利厚生を受けれる事も多く、それにより殆どの負担をせずにそれなりの高級マンションで生活することも可能です。

派遣社員として働いた場合はそのような福利厚生を受けることは出来ませんので、家賃も交通費もすべて自己負担になりますから、正社員との実質的な待遇は見かけの給与以上の差があることを考えると、派遣よりも正社員として働かない理由はありません。

正社員としてまともな会社で働くのであれば、表には見えない会社からの支援も多いですし、やはり会社がバックについているという安心感が大きいことから、殆ど全てにおいて派遣社員として働くよりも勝っていて、将来のもしもの転職の際にも強いです。

派遣社員と同じく保障のないフリーランスと比較してどうなのか？

見た目上の働き方が派遣社員と大変良く似ているフリーランスとして働いた場合、確かに会社からの保障や福利厚生もなく、全て自己責任で働く方法ですから、あまりメリットがないどころかデメリットしかないように見えるのですが、実際には違います。

フリーランスとして働いた場合、報酬がかなり高めになっているため、派遣社員が20万円で働いている現場であれば、フリーランスは100万円の報酬で働いていることも普通にあり、これは会社から直接依頼を受けて中抜きをされていないから実現可能です。

実は派遣社員でも、元々の企業が支払う金額はフリーランスと同じ100万円であっても、その中から派遣会社が70％以上を中抜きをしてしまいますので、結局手取りは20万円になってしまう仕組みなので、派遣社員だったらフリーランスの方が良いです。

年齢が35歳になるまでに派遣社員から正社員として転職をするべき？

ただし、フリーランスは請け負う仕事だけではなくて、契約や営業の知識と経験が必要になりますので、全て派遣会社任せで働いている人には敷居が高く、また仕事ができる人でなければフリーランスとして働けない為、正社員よりも敷居が高い働き方です。

年齢が35歳を過ぎて派遣社員として働いている事がどれだけ危険であるか？、それに気がついたのであれば、なるべく早めに正社員として働けるよう転職を試みておいたほうが良くて、特に年齢が高くなるほど派遣社員は報酬が下がっていく傾向にあります。

派遣社員としてどうしても働きたいのであれば、フリーランスとして働いていたほうが全然良くて、人脈なども派遣社員とは全く違う人達と関わっていく事になりますので、同じ仕事をしても総合的に待遇が良い正社員に転職をしておいた方が将来安心です。

派遣社員から正社員として転職をする場合、正直簡単ではありませんが、特殊な技術や経験がある人、派遣として既に年収が600万円を超えている人などでしたら、転職エージェントを利用して転職先の相談をしていくのが良いですから行動あるのみですね。