転職をする際の重要な項目として年収を基準にする人が圧倒的に多いのですが、実際には年収よりも福利厚生が圧倒的な要素になることが多いですし、特に家賃が高額になりやすい東京の企業に転職をする場合、この福利厚生を無視するのはお勧め出来ません。
福利厚生とは基本の月収や年収以外に、企業が社員向けに提供している対価のことであり、単純に年収を大幅にアップしてしまうと、日本の場合は年功序列になる都合上、税金や社会保険料が劇的に高額になってしまうのを防ぐ為、福利厚生が重要になります。
私がこれまで見たきた企業の福利厚生ですが、やはり住宅補助が圧倒的であり、東京でしたら住宅補助が家賃20万円位ほど支給される会社も多いですし、私の友人も家賃20万円を会社から補助されていて、港区のそれなりのマンションに住んでいました。
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住宅補助の上限値は月額20万円が普通?転職と福利厚生。
それで、気になる話としては東京の会社で働く場合、福利厚生として会社が支給する住宅補助の上限が20万円前後になっている会社が多く、もちろんそれ以下の月額5万円とか10万円って会社もありましたけど、知る限り上限は20万円ってのをよく聞きます。
逆に、東京の会社で住宅補助がまったくない・・・そんな会社は住宅事情を全く把握していないブラック企業と認定されてもおかしくありませんし、正直転職するメリットもないと思われるので、東京で働くなら住宅手当の支給は当然だと思った方が良いです。
外資でしたら港区の超高級マンションを社宅をして利用しているって話もよく聞きますが、日本の企業の場合、どの地区でも上限は20万円前後の物件になっていますので、それには何かしらの理由があるのかもしれませんが、それ以上の補助は難しいかも?
東京で住宅補助が毎月20万円あると生活はどう変わる?
それでは転職をして住宅補助が毎月20万円あると生活はどう変わるのか?といえば、実際には通勤の際に電車を利用しなくて良くなるというメリットがとても重要で、会社がある都心のマンションでも月20万円あればある程度は住める要件は大きいです。
東京で働く際に電車通勤をすると大抵は片道1時間ほどかかる事が多く、都心に住めない人は埼玉県や千葉県のマンションに住んで、毎日片道1時間程の時間を掛けて、会社に毎日通勤をすることになるのですが、これが都心に住めば自転車で通勤が可能です。
それにより、超満員電車による重度のストレスから開放されて、都心で働いているのに目がうつろになっていないとか、疲労感がないって感じで、地方の会社で働くよりも道路が整備されている東京都心で働いている住宅補助ありの人のほうが健康体なのです。
福利厚生が良い企業は通常の企業には求人票を掲載しない?
品川駅の港南口付近にあるハローワークに行ってみれば分かりますが、福利厚生で住宅補助20万円の提示がある企業の求人を見つけることは不可能ですし、その類の優良企業の場合、通常の転職サイトやハローワークには求人票を掲載しない事が殆どです。
その理由ですが、やはり福利厚生が優れた企業は人気があることや、ブラック企業のように頻繁に人が入れ替わることもないこと、福利厚生がよいだけでなくて基本的な年収自体も高くなっていることから、別に求人票を掲載する必要性があまりないのです。
基本、人気があるのでより優秀な人材が集まる会社・・、ミニグーグルみたいな感じになっているのが福利厚生に優れた会社なのですが、それを個人で探すのは結構難しいことが多いですから、その場合は転職エージェントで探してみると見つかるかも?です。
転職エージェントでも必ず扱っている訳ではありませんし、転職エージェント経由の採用をすると企業は年収の30%を手数料として支払わないといけませんが、基本給をある程度抑えておき住宅補助を20万円にしておけば、企業にはメリットがある訳です。