以前は会社で正社員として働いていた人でも、退職をした後にすぐに転職をしない人もそれなりにいて、その理由については体調不良で長期休養をすることになった場合や、海外留学をしている場合、自由人として長期間過ごしている場合等、色々なケースがあるかと思います。
ただし、すべての共通点としては、退職をした後に長期間の職歴の空白期間があるということであり、世の中にはこの職歴の空白期間を問題視する人も少なくなく、なるべく職歴の空白期間がない方が良いといった意見でまとまることが多いようです。
実際に、職歴の空白期間が短いほど転職には有利になり、逆に職歴の空白期間が長いほど、転職をする際には不利になったりするのでしょうか?
転職の際に職歴の空白期間が問題になることはあまりありません。
これも、絶対にそうだと言った話ではないのですけど、一般的には専門的な職業であるほど転職回数や空白期間が問題になることは殆どなくて、それとは反対に専門的ではない職業の場合は、転職回数や職歴の空白期間が問われることが多いようです。
極論でいえば、転職回数や職歴の空白期間がどれだけあっても、その人の能力が高いのであれば、企業はそれを重視することになりますから、単純に職歴が・・、転職回数が・・、このような話をどの職業にも持ち出す方が時代にあっていません。
専門的な職業であるほど給与や待遇などがよくなる傾向にありますから、雇う企業側としては、その人の能力が高いかどうか、人間性に問題があるかどうかが重要になりますので、転職回数や職歴の空白期間はあまり気にしなくても良いかと思います。
その空白の期間をプライベートな時間として世界中を旅行したりしながら、仕事以外の社会の感性を学ぶためなどに使っている人だって海外には沢山いる訳なので、そのような他人のプライベートな部分に執拗に噛み付いてくる方がおかしな話なのです。
逆に言えば、他人のプライベートを執拗に確認してくる企業であるなら、その企業の体質として、入社後も色々と古典的な体質に悩まされることになるかもしれませんから、思い切ってスルーをする判断も間違ってはいないかと思います。
転職回数が多くて職歴の空白期間が長いほど転職には不利なのか?
実際の話としては、職歴の空白期間や転職回数ではなくて、その人の能力や実績、人間性などが評価される訳ですから、転職回数や職歴についてよりも、企業が求めている人材として適切なのかで判断されることがよくあります。
ただ、日本の古典的な企業場合はそうではなくて、職歴や転職回数について、執拗に確認をしてくるような面接官もいる訳ですから、その場合は不利になることもないのでしょうけど、別に問われても正当な理由があるのであればそれを伝えれば良いだけです。
基本、何かを問われたら、それに対する回答をしてくのが面接なので、転職回数が多いですね・・・、と質問されたら、それに対する自分の考えを述べれば良いだけですし、職歴の空白期間が長いですねと問われれば、世界一周旅行をしていましたといえば、それに興味を示す面接官や会社もいるかもしれません。
一つの固定概念に縛られずに、広い視野を持って適切な回答ができれば良いだけので、職歴や転職回数は気にせずに、気になる企業に積極的なアプローチをしていくようにしましょう。