基本的に会社で正社員として働いている人は、アルバイトや副業が禁止されていることも多く、更には正社員から見て時給単価の低いアルバイトをする必要がない人も多いため、あまり正社員の人がアルバイトをすること自体が一般的な話でありません。
正直言って、普段の忙しい仕事や残業でアルバイトなどをする暇もないし、時給1000円位で貴重な休みの時間を消費したくないと考えるのも当然ですから、土日はゆっくりと休んで好きなことをして過ごす人が大半です。
まあ、会社が副業を禁止している事も正社員がアルバイトをしない大きな理由ですし、そもそも残業もいつ発生するかわからない状態ですから、やはり土日は休むための休日になるわけです。
しかし、人間、生きていると何が起こるか分かりませんので、その際に普段からアルバイトをしていてよかったと思えるような状況になることもあることもあるわけで、そちらについてご説明いたします。
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正社員でも週末にアルバイトをしていたほうが良い理由。
まず、通常はアルバイトをする必要が全くない正社員の人でも、週末にアルバイトをしていたほうが良い理由については、いつ会社が倒産するとか、いつ会社とトラブルになって退職をするとか、皆さん将来のことなど分からない時代になっています。
その際に、普段からアルバイトをしていて、そこの雇い主や現場の人達と親しい関係を作っている場合、仕事がなくなってしまって困っていれば、そのまま暫くの間そのアルバイト先でなんとか食いつなぐ事が可能になる場合があります。
他にも、退職をしてフリーランスになったのはいいものの、全く仕事を受注することが出来ず、毎月の家賃や生活費などを貯金からお金をつかうような状態になった場合、収入が完全に途絶えることになり、精神的にかなり焦ってしまうことになります。
まだ、年齢が若くて頑張ればなんとかなる人なら別でしょうけど、30代、40代になっていて、転職もスムーズにいくことがなく、自分で仕事も受注することがなかなか出来ない人の場合、このままでは遅かれ早かれ貯金が底をついてしまいます。
この時の精神的な不安というのは、実際にその状態になった人は身にしみるほどご理解しているかと思います。
正社員でも順風満帆ではなくいつ仕事がなくなるかわからない時代。
だからと言って焦ってアルバイト先を探しても、年齢的な条件から不採用になったり、希望する時給単価を支払ってくれるアルバイト先がなかったり、採用されても人間関係で継続できなかったりと、人間落ち目になったときほど、色々な悪条件が重なります。
特に30代、40代でいきなりアルバイトを初めても、面識のない若い世代の人しかいない現場の場合、一番末端の後輩として雑に扱われるのに耐えられなくなり、直ぐに辞めてしまう人も少なくありません。
その点、普段から生活にゆとりがある正社員のときから、週末に働けるようなアルバイト先を探しておき、そこで長期間において信頼ある関係を保ちつつ働いておけば、何かあった際には、事情を説明すればフルタイムに切り替えて職場を提供して頂けることもあります。
実際に仕事をなくした30代40代の人たちの不安度は半端ではない。
実際、仕事をなくしてしまって、どうにもならない時期が発生すると、このもしもの時の働き先があると言うのは大変心強いものがありますし、仮にアルバイトで得られるお金が10万円でもそれが毎月定期的に入ってくるのとないでは全然安定感が違ってきます。
それなりの企業で正社員として働いていると、どうしてもアルバイトについて、軽く見てしまうこともあるかもしれませんが、リスク分散といった形で何かあった際の職場の確保として、普段からそれに相応したアルバイト先を探しておくのも良い判断です。
アルバイトを探す場合は、地元のフリーペーパーを見たり、アルバイト専門の求人サイトを調べたりするのも良いですが、一番確実なのは信頼できる知り合いの仕事の紹介等でしょうから、もしもの時に保険になるバイト先を見つけておくと安心です。