35歳で順風満帆な人が陥る失敗|普段の人脈は大切

年齢が35歳前後で、今まで順調に進んでいたはずの仕事をいろいろな不可抗力的な事情で突然失ってしまった場合、とにかく焦ってしまって、転職活動やあたらしい事業の立ち上げなど、何をやってもうまくいかないことがよくあります。

その際にはある程度の貯金がれば暫くの間は何とか生活が出来るのですが、35歳位の年齢でそこそこの収入があった人の場合は、それに見合った生活レベルをしていることが多く、年齢的にも分譲マンション等を35年ローンで購入している事も普通です。

例えば、東京で7000万円位のマンションを35年ローンなどで購入している場合、最初の支払額は少なく見えても段々とその金額が高くなっていき、大体15万円前後のローンを毎月支払わないといけないこともあり、お金がどんどん減っていきます。

 

 

35歳の年齢は毎月の固定が20万円を超えている人も少なくありません。

 

これも実際に経験した人でしたらわかりますが、収入が完全に止まってしまっていても、固定費の支出は毎月20万円を超えるお金が消えていきますので、ある程度の貯金があってもあっという間にその貯金は底をついてしまうことになるのです。

また、35年ローンを組んでいる住宅ローンを滞納してしまった場合、その物件は差し押さえをされてしまって、競売にかけられてしまうことになり、その結果、家族がバラバラになる、家庭崩壊をするなどのリスクも同時にします。

実家など生活をしている人なら、家賃やローンの支払がないぶん、まだある程度の余裕を持ってすべての仕事を失った状態から、再起をかけることも出来るのでしょうけど、そうでない人の場合で、固定費が多い人は、精神的にもいつ倒れるか分かりません。

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もしもの時は固定費を圧縮すれば良いのでしょうけど、圧縮することが出来ない固定費がある場合は、もう選択肢はただ一つであり、また以前のようにお金を稼ぐしかなく、それが出来ない場合は、今の生活をすべて捨てて出直すことになります。

 

 

35歳前後で固定費の支払いの多い人は普段から人脈を作っておきます。

 

35歳前後になり、ある程度の収入もあって、普段はそれなりの暮らしをしていると、どうしても天狗になってしまうこともあり、これまで親しくしていた人たちを軽く扱ったり、知り合っても格下と判断した人に厳しく当たることがよくあります。

人間、誰しもそうなるのかもしれませんが、これがそもそもの間違いであり、例えある程度の生活レベルに到達したとしても、それまでとは何ら変わらないおつきあいを周囲の人たちとしておかないと、もしもの時には本当に誰も助けてくれません。

また、落ち目になっている人に対して、親切な対応をしてくれるような暇な人も出てくるわけもありませんから、仕事を全て無くして残っている銀行口座の残高を見ながら顔色が変わっているような人と関わろうとする人などいないのです。

 

 

人間、全てが上手くいっている時ほど、周囲が見えなくなります。

 

この状況は、自分が勢いに乗っていて生活レベルも高くなり、周囲の人達を軽く見てしまっている状況がそのまま自分に帰ってきている状態ですから、それをそのまま返されても自業自得と言われても仕方がない訳なのです。

ですから、勢いに乗っているときこそ、周囲をよく見て、もしも今の収入が突然全てなくなった場合、どうしたら良いのか?、それを考えてリスク分散を行っておくとか、毎月の固定費を減らしておくとか、常にリスクを意識して行動するようにしておくと、何かあった際にも迅速な対応ができます。

金融資産が数億円あるのでしたら別でしょうけど、数百万円くらいのお金は固定費が多いほどあっという間になくなっていきますので、やはり、もしものときに頼りになるのが人脈だといえますね。普段からのおつきあいを大切にしましょう。




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