一般的に、日本の企業といえば、かなり古い体質で面接をしているイメージがありますし、実際に服装はスーツで髪型は短髪か七三分け等、海外のように髪型自由、髪の色も自由と言った大らかな面接は少なく、お硬いイメージの面接がおこなわれています。
海外の場合は、人種や民族などの問題もあり、アフロヘアーやブロンドの髪、民族特有のヘアースタイルや服装もありますから、単一民族の日本の状態とは単純な比較は出来ないのでしょうけど、今の時代はグローバル化が進んでいますからね。
また、面接の際にもお決まりの質問や、面接官が机を挟んで向かい合って対面をした状態で面接希望者に対して、作文を読むようで事務的な感じの質疑応答をするような会社もまだまだ多いですから、面接=堅いイメージと言った印象が強いのです。
しかし、企業によっては他で見られないような面白い面接を採用している会社もあり、そういった会社は経営者が斬新的な考えの方も多いですから、変わった面接をするような会社であれば、是非入社を検討して見ると良いといえます。
面白い面接をする企業といえばGoogleが有名ですね。
ここ最近、世界的に他の追従を許さないくらいの売上を上げて、積極的な企業買収をしている企業にGoogleという今となっては誰でも知っているアメリカの企業がありますが、この企業は世界中から本当に優秀な人材のみを集めていることでも有名です。
求人票を見ても、普通の人が見れば意味が全くわからないような表記になっているものもあり、数学が得意な人が見ればそれが求人票であることが分かるとか、ユニークな求人を普段から行っていて、面接も現場の社員がグループで行うようなスタイルです。
そして、その面接の際にバスの中にボールを詰め込んだらどれくらいの数を詰め込むことができますかとか・・・、そういった日本の企業では先ず出てこないような質問をされるとかでも有名ですので、興味があれば調べてみて下さい。
日本企業で面白い面接をしている企業は将来性あり?
以前、若い頃に実際にいろいろな企業の面接をした経験があるのですけど、その際にも殆どの日本企業が硬いイメージの面接をしていて、服装に関しても学校からスーツ着用で、髪の毛も短く切れとか色々と指示をされながら面接をしていました。
正直、どの企業も同じような面接であり、またこのパターンか・・・、と思って面接をしていたことがありましたし、自宅に電話がかかってきて、是非当社に入社しませんか?と言った感じで、色々な企業から電話を頂いたりしていたのですが、結局、偶然出会ったある会社に面接に行くことになります。
その会社は、当時は1台が100万円以上していて、大変珍しかったPowerMacの最新機種を何台も揃えていた企業であり、20インチクラスの大型ディスプレイが何台も並んでおり、それまで見たことがない仕事をしている会社でした。
他の企業といえば、普通のNECのパソコンが1人1台並んでいるだけであり、それで企業向けのソフトウェアやシステムを開発している会社ばかりで、服装もスーツが基本でしたし、見た感じ役所的な雰囲気しかなかったのです。
そして、いきなり専務の方がやってきて、今からPoweMacを操作してシムシティーをやって見せてくれと言い始めたので、正直言って驚いたのですが、普段からMacを使っていたので、特に問題なく普通に操作していると、専務が笑顔でこう言いました。
どう、うちに入社したい?
それまで面接をしていた企業とは全く異なるこの会社の雰囲気や、高価な最新のMacを何台も購入している職場を見て、入社を希望しますの回答以外はありません。
その結果、他の会社ではなかなか経験できない実績を積むことになるわけですが、面接をする際に、面白い面接をしてくる会社は、案外将来性がある企業であることもありますので、就職や転職の際には、いろいろな企業を回って比較することをお勧めいたします。
実際、面接訪問の際に落ちた人もいましたので、専務が面接者の反応を見ていて、適正を判断していたのでしょうけど、なかなか貴重な体験ができた面接でした。