現在勤めている会社を退職してから転職をする際には、大抵の人は年収を最も重視してから転職先を決めていくことになるのかもしれませんが、地方の場合はそれでも良いかもしれませんけど、東京の場合は単純に年収だけを見ればよいわけではありません。
その理由としては、東京の場合はとにかく家賃が高くなる傾向が強くて、地方と同じような間取りの物件を探した場合、家賃が2倍相当に匹敵する金額になることも少なくありませんので、東京での転職をする場合は住宅問題も考えての転職をすると便利です。
当然、地方であっても住宅にかかる毎月のコストはかなり高額になることも少なくないため、それを考えると持ち家の人はともかく、賃貸住宅に掛かるコスト負担は出来る限り軽くしたほうが良いわけで、それをするには会社に住宅の負担をお願いするのが1番なのです。
転職する場合は社員寮か住宅手当支給の会社を検討します。
現在勤めている会社に社員寮が無いとか、住宅手当がない人の場合は、案外気が付かないのかもしれませんが、会社によっては福利厚生が充実していて、社員のための社員寮や社宅を用意していたり、基本給などに上乗せして住宅手当を支給したりしている企業も沢山ありますので、それを事前に確認しておくのはとても重要です。
なにしろ、毎月の住宅にかかるコストを大幅に削減できるだけではなくて、社員寮や社宅というのは都内の一等地などに用意されていることも少なくないため、普通だったらあまりに高い家賃相場のために住めない場所でも正社員でいる限りはそこで生活をすることが出来るからです。
また、社宅や社員寮が用意されていない場合でも、住宅手当を支給している企業であれば、住宅手当は課税対象になりますので、税金や社会保険料が値上げになる為、社宅などよりかは不利になるんですけど、それでも住宅手当があるとないでは全然状況が異なってきます。
私も以前、転職をした際に住宅手当が50000円支給される企業に転職をしたことがあるんですが、それがあるとないでは、全然状況が異なっていたでしょうから、やはり転職の際には住宅手当や社宅があったほうがよろしいかと思います。
転職する場合、社宅や社員寮と住宅手当のどちらがよいのか?
これまで、社宅や社員寮が用意された企業に転職をしたことがないので、私の友人の事例と私の住宅手当の比較をした際の説明になるんですけど、結論を言えば、住宅手当よりも社宅や社員寮が用意された企業の方が圧倒的にお勧めになります。
その理由としては、都心の一等地などに社宅や社員寮が用意されている企業が少なくなくて、驚くべきはその家賃であり、周囲の家賃相場が20万円を超えているような立地であっても、毎月20000円から50000円前後で電気代込みで東京の一等地で生活することが出来るからです。
毎月掛け捨ての無駄な高額な家賃が無くなるかほぼ無くなると、生活のゆとりの幅が全然違ってくる訳ですから、無駄な費用は会社に負担して頂くと良い訳です。
当然、社宅や社員寮は古かったりすることもあるんですけど、企業も新しい社宅の物件を用意することも少なくありませんので、住宅にかかる費用が極限まで安く出来るのであれば、これほど実際の手取りが大きくなることはありませんからね。
給料が増えても税金が高くなる現状では住宅コストの軽減が大変オトクです。
給料が増額されても、それに合わせて税金も高くなる傾向にある累進課税が課せられた日本の場合は、相当な金額の昇給でもない限りはあまり手取りが増えにくいこともあるのですが、社宅や社員寮を用意している企業であれば、その分のデメリットをかなり解決してくれるはずです。
転職をする際には、出来れば社宅や社員寮つきの求人を探して、それが難しいようであれば、最低でも住宅手当がついている企業に転職をしておくと、福利厚生的な面でメリットがあります。
ただし、住宅手当の場合は、それを追加するのと引き換えに基本給等を低くして全体の支払金額を調整しているインチキな企業も全くないわけではありませんので、福利厚生を重視しつつ次の転職先を探していくと良い結果になりますのでお勧めです。
実際、私もそれで住宅手当が50000円支払われ続けましたし、友人たちも相場が20万円以上は当たり前の都内の一等地の会社の社員寮にて20000円位で住んでいますので、普通に自分で家賃を支払っている人よりも生活はかなり楽になるかと思います。