退職を検討し始めると、次は転職先を探し始めることになるんですが、ここで注意しておかないといけないのは転職サイト等に掲載されている情報だけを鵜呑みにしてしまっては駄目だということであり、必ず求人票に書かれていない部分も確認します。
その典型的な例が会社内で行われている体育会系の朝礼であり、毎朝社訓などを大声で先日ながら、自分のことを罵倒して万歳突撃のような信じられない光景を目にすることになる訳ですが、これは入社してみないと分からない事が多い部分でもあります。
通常、求人票には弊社では毎朝、軍隊並みの朝礼をしていますとか、自分自身を徹底的に罵倒するような朝礼をしていますと言った、見た人が嫌がるような事実を書くことはありませんので、転職サイトの求人票を見ただけでは本当に分かりにくいんですね。
実際に入社して初めてその光景を目にすると、恐らくデザイン系とかWeb系で働いていた人なら、午後から行方不明になるくらいの衝撃的な光景になるでしょうから、履歴書を汚してしまわないように、この類の会社への入社は避けないといけません。
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軍隊並みの朝礼や自信の尊厳を否定する啓発をしている会社の特徴。
毎朝、意味不明な朝礼をしている会社については、それだけでブラック企業としての資質がありそうな位なんですけど、このタイプの会社は特定の業種だけではなくて、色々な業種に展開しているため、とにかく分かりにくいのが特徴になります。
ただ、求人票を見てある程度の判別はできますので、求人票を見る際にはいくつかの点にちゅうしておけば良いだけなのですが、よくあるのが見た目上の月収が50万円とかの高い金額に設定されていて、実は歩合での支払いになっているようなパターンです。
また、未経験者歓迎と言った感じで、経験者でもないのにやたら高待遇を約束していることも多く、その求人票に書かれている給与だけを見て転職先を検討している人に圧倒的に多いんですけど、未経験でそんな待遇をしてくれる会社は普通はありません。
業種や職種に関係なく行われるブラック企業の恐怖の朝礼。
よくあるのが営業募集とか何ですけど、IT系とかデザイン系でもこのような会社がないわけではありませんので、未経験を高待遇で募集しているような求人があれば、魅力に見えても、そんな訳がないと注意しながら見ておいたほうが良いです。
デザイン系のデザイナー募集であっても、成績の悪い社員の顔にマジックでバツとか書いている会社も普通にありましたし、その会社が掲載している求人票の待遇は他の同業種よりもかなり良い月収が書かれていましたら、犠牲になった人も結構いました。
普通に考えたら、警察が介入するような状態になっているんですけど、会社組織内が軍隊のような規律と朝礼を繰り返していることにより、どんな人でもだんだんと感覚が麻痺していき、会社からの指示以外は受け付けなくなってしまうのかもしれません。
求人票に書かれている嘘とホントを見抜いてブラック企業を避ける。
転職サイトに掲載している求人票の内容をまるまる信じてしまう純粋な人もいるかもしれませんが、世の中はそんなに甘くはありませんので、求人票にかかれている嘘とホントの違いを事前に判断してから、この会社はおかしいと思ったらスルーしていきます。
特徴的には相場よりも高い金額で求人を募集してる割に、業務実績がないとか、何をやっているのか分からない、聞いたことがない会社の場合は、そのような会社がこんな金額で人を雇えるわけがないので、絶対に何かがあると警戒したほうが良いのです。
逆に有名な大企業の場合はもっと分かりやすくて、未経験募集とか、未経験歓迎で実績のない中途社員を採用するわけがありませんので、大企業でそのような募集をしている場合は大抵体育会系の朝礼がセットになった営業職の可能性があります。
求人票を見る場合、そこに書かれていることよりも書かれていない事実を見るように普段から心がけておいたほうが良いのですが、切羽詰まっている時はその心の余裕がなくなっていることが殆どですから、一度、転職エージェントや親しい友人等に相談をしてから決めたほうが無難です。