残業時に弁当代や食事代が支給される会社を選んで転職

私が始めて社会に出て社会人として働き始めた時は、20代前半の新卒だったんですけど、初めての会社で働くことになったので社会の仕組みなどもよくわからずに、とにかく自分のやるべき事を徹底的にこなしていき、高い評価を頂くことになりました。

初めての会社勤めになるとそれまでの1時間、2時間単位で休憩時間が当たり前だった学生時代とは変わって、朝から晩まで昼休みを挟みながら働くことになりますので、慣れるまではなかなか苦労するものなのですが、残業の経験もその中の一つです。

学生時代には残業といった概念が全くないので、学校の授業が終われば自宅に戻ってバイトに出かけたりスポーツジムに出かけて体を鍛えたりと、自分の都合で好きな事をやっていればよかったんですけど、会社の場合は仕事が終わるまでは自宅に帰れません。

その際に、今でも強く思い出に残っている残業の時の話がありますので、今回懐かしさもあるんですけど、忙しいながらも弁当代が支給される会社だと全然やる気や職場の雰囲気も違ってきますので、そちらについて書いてみます。

 

 

目次

残業をすると弁当代として400円が支給されていた会社。

 

最近の都会の会社だと会社内に食堂やビュッフェのスペースが用意されていて、そこで無料で食事や軽いお酒が飲めるような素晴らしい環境が用意されている会社もありますけど私が20代の頃の田舎の会社にはそのような気のきいた会社はありませんでした。

ただ、私が就職をした会社の場合、昼ごはんは会社に出入りをしていた弁当屋の弁当を400円で購入することができたので、それを食べれば外食をするよりもはるかに格安で車内の食堂で食べることが出来ましたので、何もしない会社よりは全然よかったです。

更には残業をすると弁当代として400円が毎回支給される大変素晴らしい仕組みがあり、午後8時以降の残業に限るといった制限はありましたけど、デザイン会社なので、残業は当たり前の業界でしたから普通に毎回400円が支給されていました。

新卒で給料も安い田舎の新入社員の場合、残業をすると弁当代400円が支給されるのは大変魅力であり、その400円を使ってどうやってやりくりをするかが同僚や先輩との唯一の残業の楽しみであり、近くのホカ弁やスーパーの半額惣菜を探したものです。

いやー、今思い出しても相当懐かしい思い出なんですけど、400円を使って30分以内に弁当などを入手しつつ、食事をしないといけないルールがあったので、自転車や車でどこまで買い物に行けるかなどを毎回試しながら残業をしていたのが懐かしい思い出。

 

 

残業の食事で盛り上がりすぎて社長に怒られることもしばしば。

 

私がいた会社は午後6時半から7時の間の30分は休憩時間になっていましたので、その間は残業代がつきませんから、休憩をしても良いですし、食事を買いに行っても良いのですが、実際には忙しくてその時間帯も仕事をするのが当たり前の状態でした。

そのため、毎回それが続くと、弁当を買いにくのにそれなりの時間を使って、ゆっくり食堂で話をしながら食べててもいいだろう的な考えが出てくるのも当然の流れで、弁当を遠くに買いに行くことや、食堂で騒いでいることで社長が怒ることもしばしば。

結局、この弁当代400円については、私がこの会社を離れた後になくなってしまったらしくて、もうあの頃の独特の残業開始前の弁当会議や先輩や同僚との弁当バトルが発生することがないかと思うととても残念なんですけど、本当に貴重な思いでです。

この400円弁当会議により、部長や課長などと笑いを混ぜながら話をすることが多くて、それで普段は話しにくい人たちとフレンドリー的な状態で新入社員でも話ができることが多かったので、ある意味仕事よりも重要なことなのかもしれません。

 

 

残業時に弁当代や食事代が支給される会社を選んで転職。

 

弁当代として支給される400円を使って効率よくボリュームのある食事をする方法として、個人経営のちょっと怪しいホカ弁のとり天弁当を購入することが多かったんですけど、その時のホカ弁って今でも営業しているのかちょっと気になる感じですね。

残業についても、弁当代400円を支給することにより、同僚や先輩たちとの独特のコミュニケーションが発生して、貴重な時間をどう使って効率が良い食事をするのかの楽しみや思い出が発生しますから、多くの会社が残業時は食事代くらいは出すべきです。

その後、東京の会社で働くようになった際には、昼食も自動販売機も残業時の晩御飯も全て無料が当たり前の状態になっていきましたので、福利厚生は金額以上の効果を社員に与える訳ですから、積極的に支援してくれる会社を選んで転職しましょう。