退職金が出ない会社は早めに転職を検討した方が良い理由

現在20代の人で年収300万円で働いている人であれば、これから年収が400万円、500万円になれば生活が豊かになり年収が1000万円になれば何も困らなくなると思っている人も多いと思いますけど実際には給与所得が高くなっても生活は豊かになりません。

当然、全く豊かにならない訳ではなくて、ある程度は金銭的な余裕が出来るのですが、日本の場合は強烈な累進課税の制度になっていますので、年収が高くなるほど税金も高くなる傾向にあり、更には日本企業の特徴として労働時間も多くなる傾向にあります。

若い頃から頑張って真面目に上司や会社の指示通りに働き、沢山税金を支払っていて定年になってもあまり余裕がない生活をしている人も少なくなくて、結局全ては退職金頼みになるのが日本の実態であり退職金がない会社で働くのはハイリスクなのです。

 

 

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現在リタイアして生活に余裕がある人は例外なく退職金を得ている。

 

実際に現在、リタイアしている元会社員の人達を見ればわかりますが、余裕が在る生活をしている人は例外なく高額な退職金が支払われている人達であり、退職金は税金で摂取される金額唯一少なく設定されている最後の砦のようなもので絶対に必要です。

まあ、日本の政治家達が、国民のためではなくて、自分たちの天下りの確保の為に退職金だけは見逃しているような状態なのも日本らしい話になるんですけど、退職金の金額が多い人は、それだけ在職中に退職金に比例した報酬を得ている人にもなります。

その為、退職金がない会社であるとか、退職金が極端に少ない会社で働いている場合、定年までその会社で働くような考え方は大変危険であり、早々に退職をしてもう少しまともな会社に転職をするように早めに将来を考えた行動をした方が絶対に良いのです。

 

 

退職金が支払われない会社であれば早めに転職を検討する理由。

 

案外このことを知らない若い人が多くて、将来どう考えても退職金が支払われないような会社で毎日多大なる残業をしている人も多く、そういった会社で働くくらいなら、若い人ほど自分で独立をして事業でも起こしたほうが良いことを知っておくべきですね。

結局、ブラック企業やそれに準ずる将来性のない会社の場合、社員の将来のことなどは全く考えておらず、創業者や経営者が如何にしてお金を儲けるかしか考えていませんからそのような環境で長期間に渡って働くのがどれだけのリスクなのかを知るべきです。

退職金が支払われない会社で働いている場合、35歳を過ぎて40歳位になった時には既に転職そのものが大変難しい状態になっていることも少なくなくて、結局会社が倒産するかリストラされるまで最後まで、退職金が出ない会社で働き続ける事になるのです。

通常、会社のことや社員のことを考えれば、長期間に渡って働いていた社員が退職をすれば退職員を支払うのは当然の話しであり、会社にとってもそちらのほうが良いことも在るのですが、ブラック企業などでは退職金が出ること自体が殆どありません。

 

 

創業初期のベンチャー企業であれば退職金については未知数。

 

将来、大きく成長する可能性がある企業であっても創業初期等は資金繰りが大変苦しいことが多くて、労働時間は多いし給料はとても安いことがありますし、退職金なども容易には支払えないことも多いのですが、この場合だけは例外的に未知数になります。

創業した会社が将来伸びるかどうかについては、創業メンバーの能力に関わる話ですから、その判断は自分でおこわないといけないのですが、それ以外の既に設立から数年経過しているような企業で退職金が支払われない企業であれば早々に見切るべきです。

退職金が支払われない企業は、殆どの場合で年収も低い金額で頭打ちになることが多くて、ボーナスなどもないし残業代も出ないなど、そのような悪条件で満足に働けるのは精々20代の間であり、30代以上になると転職すら出来なくなる可能性があります。

 

 

今の若い人が高齢者になる頃には年金も受給できないかもしれない。

 

若い人には将来先の話になるかもしれませんが、退職金があるとないとでは60歳以降の老後の生活が全然違ってきますし、年金の額も少ないでしょうから、生活保護を受けないと生活自体が出来なくなる可能性もありその頃には年金も出ないかもしれません。

転職エージェントに登録をするか、転職サイトに登録をするなどして、早めに転職の準備をするようにしながら、将来露頭に迷わないような人生設計をしていきましょう。