正社員になって後悔しない為に仕事内容を再確認

就職や転職をする際には、殆どの人が正社員になりたいと思うのはその手厚い保護と待遇面から見れば当たり前の話であり、不安定なアルバイトや派遣社員よりも、正社員の方が圧倒的に安定していますから、誰でもそう思うのは当然の話しです。

しかし、実際に正社員になってみて企業に転職をしてみたら、これなら正社員になるんじゃなかった・・・、と後悔することになる人も多くて、その、後早々に退職をする人や仕方なくそこで働く人等対応は様々ですが、やる気の無さは最高点に達します。

正社員になって後悔をしていた人たちをこれまで色々と見てきましたが、その大半は待遇面での話が全く違っていた場合、後は労働時間や残業代の出る出ないも全く違っていた場合、更には実際に配属された部署が聞いていた仕事と違っていた場合です。

その中でも、面接時に聞いていた話と、実際に配属された部署が全く違っていて、流石にこれはおかしいだろうと思って正社員になったにも関わらず、早々に退職した人がいますので、そちらについて書いてみたいと思います。

 

 

デザイナーで採用されたのに何故か文字入力をさせられている。

 

その人は、デザイン会社にデザイナーとして求人に応募していて、その後に採用されたわけなんですけど、実際に出社をしてみたら、デザインとは全く関係のない文字入力を延々と指示されて、原稿を渡されて一日中それを入力する仕事をさせられます。

最近ではOCRのような自動で文字をPCに取り込むハードウェアもあるんですけど、手書きの文字については中々OCRでも正しく読み取れないことが多いので、そのような場合は文字入力の専門部署を作って、そこで延々と文字入力と文字校正を行います。

デザイナーとして会社に転職をして、広告代理店が行っているデザインとか、Web系のデザインなどの仕事ができると思って入社したのに、いきなり文字入力の部署に回されて、延々とそればかりやされてしまうのでは、普通の人なら我慢も難しいでしょうね。

このような場合、企業側が最初から文字入力の仕事をする人をデザイナーとして偽って募集しているのか、それとは異なり、デザイナーの仕事をする前の会社内のよくある新人研修として文字入力をさせているのかで全く状況が異なる展開になります。

ですから、その件を会社に説明してもらうか、まあ、普通の会社であれば配属をさせる前にその件を説明してから、配属させるのでしょうけど、デザイナーで採用しているにも関わらず、何の説明もなく文字入力をさせている時点で、ブラック企業確定です。

 

 

正社員になっても僅か数日で退職する人は大抵このパターンです。

 

他人から見れば、このご時世にせっかく正社員になったのだから、いきなり退職をするのは勿体無いと感じるかもしれませんが、求人時の募集要件と実態が全く異なっている場合、更にはそれの説明すら全く無い場合は、当然この会社はおかしいと感じます。

実際に、デザイナーで採用されたのに、いきなり文字入力をさせられる仕事ばかりであることを知った人は、数日間でこの会社を退職することになるのですが、その要因は転職をする際に企業側に最初に行う仕事のことを再確認しなかったからです。

面接ではデザイナー募集とあっても、実際にはそのような仕事ではなくて文字入力をさせるような場合、採用から3ヶ月間の試用期間中は文字入力を行って頂く場合があるとかくのが普通であり、それがない時点で、企業側の体質が見て取れます。

ですから、転職で面接をする際には、試用期間に行う仕事と、求人票に掲載されている仕事に違いがあるのかどうかを確認することと、応募している求人内容と実際に行う仕事が一致しているのかを確認しておいたほうが無難といます。

流石に文字入力をデザイナーと表現するには無理がありすぎますからね。