会社のドアが開かない外出不可のシステム開発会社|デスマーチ

一般的に会社のオフィスというのは、役員室などには簡単に入れなくなっていますが、社員が働くようフロアであれば、社員であれば誰でも出入りができるようになっていて、セキュリティーカードでロックを解除すれば良いだけになっています。

これは、社員が働くフロアには、セキュリティーゲートが用意されていて、通常は自分の社員証をかざすと、そのドアのロックが解除され、数秒後に自動的にドアがロックされるようになっていますので、社員証をなくさない限りなんら問題はありません。

しかし、システム開発の場合、このオフィスのセキュリティーゲートが悪用されるといいますか、あまり良くない使い方をされる事もありますので、そちらについて書いてみたいと思います。

 

 

案件が悪化して炎上すると部屋の外からロックがかかる変な会社。

 

一般的に、システム開発会社の場合、最初の案件受注時はまったりとしていて定時で帰宅できる事も多く、皆さんが笑顔で仕事をしている事が多いのですが、そのうち段階的に仕事の進捗が思うように進まなくなり、その結果、最終的には炎上と呼ばれている手がつけられない状態になるのがもはや定説のようになっているくらいです。

そのようなプロジェクトが炎上している状態の事を、デスマーチといい、デスマーチが末期状態になる頃には、心療内科に通院しているメンバーが出ている事も珍しくなく、そこで火消しと呼ばれる外部の専門家が投入されてなんとか炎上が沈下するような状態になります。

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このような状態になると、会社の外側からロックがかかるような職場もあり、その際には部屋から出たくても外に出れないとか、精神的なダメージが増加するような状態になりますので、それでますます皆さん精神的に落ちていく事になります。

 

 

会社から出る事ができないので、食事を買う事もできない現場。

 

また、フロアからは出る事ができても、エレベーターが停止されているような環境になる事も多くて、結局会社から出る事ができないため、出前も取れないし食事も取れないことから、このような会社にはフロアにサンドイッチなどを売る自動販売機が設置されている事も多いのです。

会社内にサンドイッチを売っている自動販売機があれば便利だと思う人もいるかもしれませんが、それがなんのために用意されているのかを知っておいたほうが良いですし、単に業者との契約でそれを設置している企業もあるのでしょうけど、一応注意して見たおいたほうが良い部分です。

デスマーチ状態になると、もはや周囲の顔色は顔面蒼白になり、このままではプロジェクトは頓挫すると不安になるばかりなのですが、それでも強引にリリースするような状態になる事も多く、その時点で書類と実装が一致する事は金輪際なくなります。

会社から出れない、外から鍵がかかるなど、他の業種からシステム開発会社に転職をした人でしたら信じられないといった表情で最初は対応していくのですが、そのうちそれが当たり前になってきて、気がついたら病院のベッドで目を覚ました事になるのです。




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