タイムカードを強制の残業時間はノートに記載する理由

日本企業独特の大変よくない風習として、会社の為に社員は徹底的に奉仕しなければならないと言った間違った考え方があり、それによりサービス残業が当たり前のように行われてる会社も少なくなくて、多くの人がサービス残業を行っている現状があります。

本来は、サービス残業と言った言葉が出てくる時点でおかしいのですが、そのおかしい状態が当たり前になっている会社では残業時間に突入したらタイムカードを一旦社員に押させてから、その後は残業はしていない状況を書類上作り強制労働をさせています。

全ての会社で働いている人がこのおかしな状況で働かされていることに疑問を持つようになっていけば、日本国内でサービス残業と言うものがなくなるんでしょうけど、殆どの人の人はタイムカードを押してから働くのが当たり前だと洗脳されている状態です。

タイムカードを強制で押した後の残業時間はノートに記載。

基本的に正社員にタイムカードを強制で押させた後のサービス残業は違法ですし、特殊で高報酬のコンサルティング業などの年棒制の業種以外はタイムカードで時間外労働と言った割増賃金の支払いが義務付けられていますので、実際の労働時間は重要です。

経営コンサルタント業などはベース年俸1000万円で、インセンティブ報酬が無制限のような報酬形態になっていることも多く、その場合は残業代は出ませんしタイムカードも必要無いのですが、普通の会社で働く場合は必ずタイムカードが必要になります。

そのタイムカードで実際に働いた時間を書類上消去してしまうと、実際に働いた時間が分かりませんし、その時間を証明することが出来なくなりますので、そのような会社であれば早めに退職を検討するべきなのですが難しい場合はノートに時間を記載します。

タイムカードを強制で押さないといけない会社は早々に転職を検討。

会社の指示だから、上司の指示だから残業に入るとタイムカードを押してから残業をしている会社自体が既にブラック企業に該当しますので、その時はそれが正しいと思っていても後で広い視野を持って事実を知った時にそれを知っても泣き寝入りになります。

大企業などでも残業代の未払いが頻繁に問題になっている現状があるわけですから、当時はそれが当たり前だと思ってサービス残業を大量に行っていた場合、後々その残業時間を証明することになった時に、記録が全く無い場合は証明することが出来ません。

何しろタイムカード上では全く残業をしていない事になっているわけですから、後になってあの時に無理やりタイムカードを押すように指示されて残業をやっていた事を証明するのが難しくなるので、事前に本当の労働時間をノートに正確に記載しておきます。

タイムカードを強制で押して残業が当たり前な時点でブラック企業。

会社員として働いている人は会社の指示が当たり前だと思っている人も少なくありませんので、サービス残業も当たり前のような風潮があるんですけど、サービス残業はおかしな労働であり、そのような労働を強制している時点で完全なブラック企業です。

労働時間を書類上誤魔化して、本来従業員に割増で支払うべき報酬を一切払わずに無償で強要している時点で完全にブラック企業ですから、それに気がついたら早めに退職をして転職をするべきであり、そのような会社で働いていても将来などはありません。

ただ、タイムカードを強制で押させた後の強制労働がおかしいと分かっていても、誰でも簡単に退職や転職ができる状況でないことも多いですから、退職が出来ない人は必ずノートに残業時間の詳細を毎回記録しておくようにしておき、今後の請求で使います。

ブラック企業では定年まで働く事はなくて、それ以前に体調を壊してしまって路頭に迷うことになりかねませんし、長期間毎日働いても昇給もなく安く使われて人生を損するだけなので、転職サイトや転職エージェント等を利用して早めに転職がお勧めです。