大学を卒業して会社に新卒で入社できるチャンスは、殆どの人で一生に1回しかありませんので、新卒のカードは大変貴重価値があると言われているのが日本の転職業界だったんですけど、最近では新卒のカードは以前のように重要ではなくなってきています。
最近のネットの急速な発展により、仕事が出来る人であれば別に日本企業に就職をする必要性がなくなってきていますし、完全実力主義の外資系企業であれば別に新卒だろうが中途採用だろうが出来る人であればそれに見合った報酬が約束されているからです。
それでも日本企業に限った話であれば、新卒で入社した会社では長期間働くことが素晴らしいとされていることも多く、その際にどうしても退職をしたいのであれば入社してから最初の3年間は我慢しろって話がよく聞かれるですがこれは本当なのでしょうか?
目次
新卒入社した会社を退職するタイミングは3年間我慢した後?
実際に、日本国内の某有名国立大学を卒業して新卒で大手企業に入社した人たちからデータを取ってみたんですけど、新卒で入社してから退職までに最初の3年間は何があっても我慢をして働いている人は確かにいたんですが、大抵は同じ属性の人でした。
どのような属性の人だったかと言えば、実家が事業を営んでいるいわゆる経営者のご子息であることが多くて、最初から将来は退職をして実家の会社を親から引き継ぐ状態になることもあり、関連する大手企業に一旦入社して社会経験を積むことが目的です。
これは、最初から数年後に退職する目的で大学卒業後に大手の企業に就職をする人がそれなりにいるということであり、その社会経験を積む期間が大凡3年から5年くらいの期間になっている人が多く、それ故に最初の3年間は我慢するって話になっています。
新卒後に大手企業で社会経験を積む必要がないなら即日退職もOK。
ある程度有名な国立大学を卒業した人であれば、新卒採用で入社した大手企業の事をある程度調べてから入社していますので転職に困って間違ってブラック企業に入社するような30代、40代の人達とは異なり福利厚生や待遇も良い会社を選んでいるようです。
20代前半で残業もあまりなくて年収が500万円を超えている人も多くて、会社の社員寮などの福利厚生もしっかりしていて、今の御時世にこのような待遇で新卒で働ける会社を辞める理由を探すほうが難しいくらいだと思えるくらいの人が多かったですね。
ですから、多くの人が入社後に退職をすることなく働いているんですが、経営者の家庭の人は3年から5年ほどで殆どが退職をしていっているのを見ると、3年以上退職をしないで我慢する条件に適用するのは、やはり経営者のご子息くらいではないでしょうか?
新卒だろうと何だろうと自信があるなら退職時期は自由です。
才能があり、折角就職した会社であってもここで自分の能力を生かせない位のできるひとであれば、別に新卒入社であってもいつでも好きな時に退職をして自分の好きなように転職をするなり起業をするなりすればよいだけなので、3年間の我慢は不要です。
ただ、一般的には新卒でそこまで仕事が出来る人は殆どいませんから、新卒で入社後にすぐに退職をしてしまい、新卒のカードをなくしてしまって能力も実績もないでは、殆どの企業が相手にしてくれませんので、実績をつけるために3年間我慢はアリですね。
結論から言えば、仕事が出来ない一般的な新卒入社であれば、社会的にある程度認められる経験を積む期間が3年から5年であり、その期間に実力をつけて転職をすれば良いのは間違いない話であり、経営層のご子息はその期間に社会経験を積んで退職します。
本当に、今の時代は極端に才能がある人であれば、新卒で入社してこの会社では将来がないと判断して翌日退職しても、大手外資系企業が即採用で対応してくれる時代なので、退職時期については自分が社会で必要とされる人材になった時で良いわけです。
自分の才能や適性が分からない場合は、早い段階で転職サイトに登録をしてどのような人材が求められているのかを確認したり、自信がある人は非公開求人を扱っている転職エージェントを利用して高額報酬の求人に適正かを判断していくと分かりやすいです。