会社を退職する際にはそれぞれ個人的な理由がある訳なのですが、個人の理由に関係なく会社を退職したほうが良い状況というものもあり、その代表的な退職の判断をする際に重要視される条件の一つに会社の経理責任者が退職をしたら退職って話があります。
会社の経理責任者が退職をするというのは、両親の介護問題等が発生してしまっていて、仕方なく実家に戻ったなどは別でしょうけど、それ以外の理由で通常は退職をする必然性がないポジションですし、会社が儲かっているなら先ず退職はしませんからね。
以前、経理責任者をやっている人と話をしてことがありましたけど、存在しないお金の計算をして仕事をしないといけませんので、大変つらい状況で日々仕事をしていて、銀行からの借り入れも難しくなってしまうと後は倒産をどう延命するかになるだけです。
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会社の経理責任者が退職をしたら転職を検討した方が良い理由。
経理責任者と言うのは会社のお金の流れを全て知っている人ですから、会社が儲かっている際には今後の業績なども予測ができますので、先ず退職をしようと思いませんし、営業や技術職のように他の企業からヘッドハンティングされることも殆どありません。
仕事が出来る営業職や管理職、技術職でしたら、ヘッドハンティングでいきなり引き抜きが掛かることもあるんですけど、経理責任者の場合は、殆どの場合でヘッドハンティングで引き抜かれる事はありませんので、業績が良い会社なら退職等は考えません。
その経理責任者が突然退職をした時点で、会社としてはもうかなり危機的な経営状況になっていることが多くて、今後の会社の業績アップどころか将来の見込みすらなくなってしまっている状態ですから、いわゆるお金を管理する人がサジを投げた状態です。
経理責任者が退職をする前には会社内に怪しい訪問者が増えている?
会社の経理責任者が退職をする前くらいには、会社に見慣れない人たちが頻繁に訪問するようになっていて、社長や役員などと頻繁に打ち合わせをしている事が多く、これらの見慣れない人は大抵が銀行の担当者や怪しげな企業コンサルを名乗る人物です。
会社が儲かっていて業績が良いのであれば、このような訪問者を社長などが相手にするのは相手が用意している接待の場所になりますので、会社内で見知らぬ人が頻繁に社長や役員の対応をしている時点で、もう社長は接待をされない人材扱いになっています。
当然、このような打ち合わせをする際には経理責任者もお金の流れをすべて知っていますので、同席することが多いのですが、この時点でもう結果は見えていて、相当な逆転場外ホームランでも打たない限りは、会社の業績が回復することは殆どありません。
経理責任者が退職をしても会社が問題ない場合もありますが?
会社の経理責任者が退職をしても必ず会社が傾いているとは言えませんので、以前から付き合いのある会社に転職をしたりとか、自分でやりたいことがあり起業をする人だっている訳ですから、経理責任者が退職をしただけでは判断が難しい場合もあります。
そこで重要になるのは経理責任者と普段からある程度親しくしておくほうが良くて、私も会社で働いていた頃は、経理責任者とはいつも挨拶をしていろいろな雑談をしておくようにしておきましたし、経理責任者と不仲な関係になってもメリットはありません。
一般的に退職をする必要性がな人が退職をした際には、必ず何かしらの理由がありますのでそれが会社が傾いてもう改善が出来ないと経理責任者が判断しているのであれば、その会社にいても将来が危ういだけなので、早めに転職を検討するのがお勧めです。
普段から経理責任者と親しくしてない人は、情報が経理責任者の退職しかわからない場合がありますが、それに合わせて会社の主力社員が退職をほのめかしたり、実際に退職をする人が出てきたら、そろそろ会社に頼るのは危険だと思ったほうが良いですね。