フリーランスと言えば、デザイン関係、システム開発関係、経営コンサル関係、映像関係等の専門的な業種に多い最近流行りの働き方になりますが、特定の組織に属することなく、自分でその都度適切な案件を受けるこの生き方に興味がある人も多いはずです。
また、会社に勤める正社員よりも見た目上の収入が圧倒的に多く見えることもあり、現在正社員のかたであっても、いつかは自分もフリーランスになって毎月100万円以上稼いでやるんだ、こんなデスマーチなブラック環境は脱出するぞ！と意気込んでいる方も多いでしょう。
そんな人のためにこれから、今回はシステム開発系の会社に勤めていて、その後にフリーランスになった場合、どのような方法でフリーランスとして仕事を受けていけば良いのかについて、ご説明したいと思います。
目次
会社員からフリーランスになるには自然ではなくて必然の状態。
社会に出ていきなりフリーランスとして、システム開発業界で働いているような人は今まで見たことがありませんので、必ず一度は何処かのシステム開発会社に入社してから、そこで実績を積んで、人脈を作ってからフリーランスになっているはずです。
この工程こそがフリーランスのになるために欠かせない工程であり、大学を卒業していきなり上流工程の実務経験があるようなスーパーな人材であれば、フリーランスではなく実業家になっているでしょうから、普通の人は社会経験が必ず必要になります。
そして、システム開発特有のいろいろな企業に出向しながら働いていく工程で、仕事ができる人とできない人がはっきりと別れることになり、そこで仕事ができる人の単価がどんどん上昇していき、結果的に実装から設計、そしてマネージメントの仕事を任されるようになります。
逆にできない人は、実装のまま・・・、そのうち会社からいなくなります。
この、システム開発特有の一連の仕事のやり取りの中で、出来ると認識された人は必ずどの職場でも重宝されてくることになり、そこでフリーランスになった場合、是非ともウチの職場に来てほしいなど、色々な勧誘を受けることになるのです。
システム開発のフリーランスでは人脈こそがもっとも重要です。
会社員時代に色々な職場を転々として、出来ると認められると色々な人から親しく話しかけられて、そこで知り合ったメンバーが将来的に独立をして会社を経営することになったり、フリーランスとして働くことになったりしていきます。
ですから、既に会社員時代に知り合った人たちこそが、将来に渡って仕事のパートナーになる可能性が大変高い業界なので、その間の会社に在籍している事自体が需要になってくるわけですから、大学卒でいきなりフリーランスとして働くような人はいないのです。
それからも分かるように、フリーランスになった場合、その後は必ずかつての知り合い達が仕事を依頼してくる子となりますから、既にフリーランスになる前に大きな信用を得ている時点で、仕事が途切れることもなく、自ら頭を下げて営業することもありません。
これはフリーランスになってから気がついてもどうにもならない話になりますから、あの時強力な人脈を作っておくんだった・・、そう思っても既に時遅し状態ですけど、それでも何とかフリーランスとして頑張りたい人もいることでしょう。
人脈がない場合はフリーランス専門の人材企業に相談。
フリーランスになった後、自分には強力な人脈がないと焦ってしまっても、それについてはどうにもなりませんから、落ち着いてこれからどうすればよいのかを考えることになるわけですが、最近ではそういった仕事を探しているフリーランス向けのサービスが有るようです。
例えば、某特化型サイト案件では、中抜き業者を通さずに、エンド直請け案件を多く扱っていて、そこで希望するフリーランスの人に対して、適切な面談を行い、大体月80万円前後の報酬を支払うような形で、フリーランスの働き先を提供しているようです。
システム開発での報酬が低くなる要因の一つが、中抜き御者の存在ですから、それをカットして相談者のフリーエンジニアに還元してくれるのは画期的な仕組みだと思いますし、月80万円前後であれば、上流ではないけど一般的な案件なのでしょうね。
やはりシステム開発の案件ですから、全て満足するようなことはないのでしょうけど、それに関してはどの案件であっても最終的には炎上することが約束されている為、それならばある程度実績のあるエージェントに一度相談しても良いかもしれません。