フリーランスと派遣社員の根本的な違いと直請け案件の重要性

現在は正社員として働くだけではなくて派遣社員やフリーランス等の色々な方法で働く事が出来る時代になっているのですが、一般的に一番人気があるのが正社員として働く方法であり日本の場合は正社員は最も手厚い保護が受けれるのもその理由になります。

ただし、業界によってはIT系のように正社員として働くよりもフリーランスとして働くスタイルを好む人が多い業界もあり、年齢や性別によって仕事がなくなることも少ない上に、常に慢性的な人材不足に陥っている業界ですから将来の安定感はあります。

基本的には正社員として働きたい人が多い中、あえて正社員として働ける条件がありながら、退職をしてからフリーランスとして働いている人と、正社員として働きたいのに派遣社員として働いている人の根本的な違いは一体何処にあるのかをご説明します。

 

 

目次

フリーランスと派遣社員の根本的な違いと直請け案件の重要性。

 

最初にIT系の企業で正社員として働くよりもフリーランスとして働きたい人が多い理由は、見た目上の報酬が大変高いことであり、正社員では月収30万円位の現場でもフリーランスであれば70万円から100万円の報酬を毎月得ているなどは普通の話です。

初めて20代ころにIT系企業に転職をした際には知らなかったんですが、IT系の業界では正社員以外にもフリーランスとして働く方法があり、その報酬が大変高いことから興味を持ち、同期のメンバーでどうやったフリーランスのなれるのかを検討したものです。

フリーランスと大変似たような働き方をする方法として、派遣社員があるんですが、派遣社員もフリーランスも見た目上は良く似ていて、正社員でないポジションで同じような現場で働く事もあるんですが、その根本的な違いは誰から仕事を受けるかです。

 

 

派遣社員はピンハネが多すぎて収入が絶対に増えない仕組み。

 

派遣社員として現場に派遣されて働いている人は収入が少ないと嘆く人が少なくないのですが実際には自分が受け取る2倍以上の報酬が派遣会社に支払われている事が多くてその半分以上の報酬を派遣会社が手数料としてピンはねしているので安くなります。

これは下請けや孫請け等の中抜き構造と言われている日本では伝統的な中間摂取の方法であり、自分たちは人を紹介するだけで何かの仕事をするわけではなく、その紹介料をガッツリと得ることにより、多くの人材を派遣するほど利益になる仕組みになります。

その為、いくら仕事を頑張っても本来支払われる報酬の中から中抜される金額が高くなるだけで一向に収入が増えないのが派遣社員の特徴であり、特に報酬が高いIT系の企業では派遣社員として働くメリットはありませんので、通常はフリーランスになります。

 

 

仕事が出来るフリーランスは企業から案件直請けなので報酬が高い。

 

IT企業でフリーランスになる人が多いのは、派遣社員としてではなくて仕事が出来る特殊な技術やマネージメント管理ができる人材であれば、派遣会社などを通ささずに直接中抜きなしで依頼先の企業から仕事受けることが出来るため報酬が高くなるからです。

これは派遣社員では絶対にできない依頼の受け方であり、例えばエンドユーザーから100万円の報酬を毎月得た場合、フリーランスなら100万円まるまる報酬になるのですが派遣社員の場合はピンはねされて報酬が30万円になるので儲からない構造なのです。

ただし、仕事が出来ないフリーランスの場合は、派遣会社のように何処かの中堅のIT系企業から派遣社員のような形式で仕事を受けることも少なくなくて、その場合は当然中抜きをされるのですが、派遣会社ほど露骨にピンはねがないので収入は安定します。

派遣社員でもフリーランスとして働ける実力がある人であれば、簡単に仕事が受けれるかと言えば、そうではない人脈も必要になることが多いのがフリーランスの業界ですから、その場合は経験を活かして転職エージェントで非公開求人を見たほうが良いですね。