地方で転職しても年収300万円以上にならない理由とは？

最近では、とにかく仕事がなくて困っている人が増えてきていて、特に地方に行くとハローワークには多くの人達が毎日のように仕事を探しに来ており、若い人から年配の人まで本当に仕事に困っている人が増えていることがよく分かりますし重大な問題です。

しかし、地方のハローワークで求人を見ていると、総支給額でも15万円以下の求人が多く、月収換算で25万円前後の求人は皆無であり地方で転職をしても年収が300万円を超えるのは大変難しく、転職したら年収200万円以下になる等は日常茶飯事なのです。

これ、日本全国で同じような状態になっていて、地方で転職をした場合、殆どの場合で年収300万円以下の転職になってしまいますので、能力が高い若い人ほど都心や海外に流出してしまう状態になっており、地方では益々転職時に厳しい状況になっています。

地方で転職しても年収300万円以上にならない理由とは？

地方の個人商店レベルの小さな中小企業でしたら、いい加減な経営をしていることも多くて、創業一族以外は雀の涙的な扱いを受けることも多いのですが、地方には大企業なども進出しており、大企業に転職をしたら待遇がよくなるか？と思えばそうならない。

もちろん、地方に進出をした大企業の幹部側の人は本社査定の給料になっていますし、各種手当も十分に出ていることが普通なのですが、現地で採用をする新しい社員やパート等は何故か？待遇があまり良くないことが多くて求人の給料も地元企業と同じです。

これには理由があって、私の地元でも大企業が営業所や工場をあら達立ち上げることがあったのですが、一般的な大企業の給料で求人を募集すると、給料が高すぎると苦情を入れる団体などが多数発生することになり、企業に徹底的に抗議をするからなのです。

地方に進出する企業に給料が高すぎると抗議する団体の正体は？

地方に住んでいる人なら結構有名な話なんですけど地方に大手の企業が進出してくる場合、当然ながらその地元で労働力となる人材を募集する訳ですが、求人の給料がその地方の相場とされる金額よりも高い場合、地元の商工会議所等が徹底的に抗議をします。

また、地元の議員なども揃って講義をすることが多く、その内容が笑えるのですけど、給料が高すぎてその地元の求人相場に問題が出るなど、ようは自分たちが地元の労働者を安くこき使っているのがバレてしまうことから、高い給料で求人をされると困る。

本当に身勝手で、こんなことをやっているから地方で転職をしても年収が300万円どころか、40代でも200万円って人も多いわけで、日本特有の良くない風習なんでしょうけど、自分たちの利権や都合を守るために、高い給料で求人をされると妨害する感じ。

転職をして年収アップをするなら都会や海外の企業に転職がお勧め。

地方でもそれなりに待遇が良い企業もあるのでしょうけど、そういった企業は大抵が製造業で、景気の状態などを見てあっさりと地方を撤退することが殆どで、長期的な雇用を目指す場合はリスクが高い頃や、何年間勤務しても転職スキルが付かない事が多い。

ですから、個人で起業をする場合等でもそうなんですが、地方では何かと妨害をしてくる輩が多いですので、転職をして年収をアップさせる場合、なるべく早い段階で都会や海外に転職をしておいたほうがよく、その転職を行えば大幅に年収がアップします。

地方で求人を探しても、年収300万円でも最高クラスの求人が殆であり、実態は月収で12万円から15万円でも人が応募するような状態になっており、外部から進出する大手の企業に給料が高すぎると平気で抗議をする体質が今後も変わるとは思えないです。

地方から都心や海外に転職をする場合、いきなりやろうと思っても中々転職ができないことが多く、地方の技術や経験では簡単には通用しないことも多いので、大きな転職をする際には事前に個別に相談に乗ってくれる転職エージェントの利用がお勧めです。