一般的に、日本国内で起業をした場合、儲かっていない創業当初は全然問題ないのですが、そのうち儲かってくると、かなり高額な税金を支払わないといけなくなり、その額は事業経営者としては無視が出来ない金額になる事もよくあります。
例えば、所得税、住民税は当然の事ながら、事業税や消費税なども一定の売り上げ所得になると納税する義務が発生する為、累進課税の仕組みにより、儲かった人は儲かっただけそれにのしかかる税金が増えていく仕組みです。
ただ、税金が高いのは別に日本だけではなくて、ヨーロッパ等でも一部の国を除いてはそれなりの税率になっている事が多く、また、どこの国に居住していても税金の問題は発生しますから、なるべく税金が安い国に移住している富裕層も増えています。
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大手企業が地球規模で税金を払わない仕組みを作って運用。
特に産業などがない国では、税金を安くする事により、世界中から富裕層を呼びあつめたり、企業を誘致したりしている国もありますので、それを利用して大手のIT系企業等が地球規模で税金を支払わない仕組みを作っているのも近年問題になっています。
結論から言えば、高額所得者や富裕層になるほど、税金を快く支払いたい企業や人など世界中にどこにもおらず、払う必要のない税金の支払いから逃れる為に、世界規模で富裕層の移動が行なわれている事になります。
このように、会社員時代に毎月給与明細から高額な天引きが行なわれて不満に思っていた人が企業をすると、実は会社員時代よりも自己負担的な税金は保険料の支払いが多い事に気がつき、なんとかならないのか?と、頭をかける事になります。
そこで登場してきたのが、また画期的な発想で合法的に税金を払わない方法になるのですが、この方法は会社員では先ず実現するのは不可能であり、事業経営者や個人の人で、世界中どこにいても仕事ができる人でなければならないといった制限もあります。
税金を合法的に支払わない起業方法はパーマネントトラベラー。
誰が最初に考えたのかは分かりませんが、合法的に税金を払わない起業が出来るのであれば、実際にそれを実現しなくても仕組みを知っておいて損はありませんので、この合法的に税金を払わないパーマネントトラベラー(永遠の旅行者)についてご説明します。
もう、なんとなくその名称だけで何をやるのかが分かってしまいますが、パーマネントトラベラーというのは、その名の通り、特定の国で税金が確定してしまう前に他の国に移動をする事により、結果的に所得税や住民税などの税金を合法的に支払わないといった仕事のやり方になります。
とてもシンプルでわかりやすいので、特別なスキームを必要としている訳であはりませんが、この税金が確定する前に他の国に移動をしてそこで仕事をしないけない訳ですから、会社員が絶対にできない理由もわかりますし、どこにいても仕事ができる人でないと実現できない事もわかると思います。
一年間で最低3カ国以上を移動しながら所得税を支払わない仕組み。
その国によって若干、居住者と呼ばれているいわゆる所得税の支払い義務が発生する人、住民税があるのであれば、住民税が発生する国で条件が異なるとはいえ、大抵は180日前後その国に滞在している人が居住者扱いされる事が多いようです。
また、日本の場合は1月1日に生活をしている住所で住民税に支払先が決まるように、ある決めれた日にその国に居住しているか、ある一定の期間その国に居住している条件で、所得税や住民税などの支払いが確定する事になります。
パーマネントトラベラーはこれらの課税を避ける為に、意図的にその国の居住者になる前にその国を脱出して新しい国に移住をこない、そこでしばらく仕事をしながら、また一定期間が経過すると、居住者になる前に他の国に移住をしてまたそこ働く・・・。
このようなスタイルで世界中を居住地として、どこにいてもできる仕事を行います。
ただし、当然現地で支払う消費税や付加価値税のような税金は商品の購入やサービスの購入をした際に必ず支払う事になりますので、これらの税金までは支払わないようにはできませんが、所得税や住民税、事業税などは完全に0円になります。
一部の富裕層は、既に積極的にパーマネントトラベラーとしてグローバルに活動をしているようですが、この究極とも言える節税方法が実現できる人はかなり限られていますので、やり方が簡単であっても、誰でも真似ができる訳ではありませんけど、仕組みとしては大変興味深いものがありますから、起業をする際には覚えておくと便利です。