ここ最近、新しい仕事の受け方として、クラウドソーシングと呼ばれている仕事の受注方法があり、これは、クラウドソーシングの場を提供している企業に対して、仕事を募集する人や企業、その仕事を受けたい人や企業を仲介斡旋する仕組みです。
クラウドソーシングを提供しているランサーズなどの企業がどのようにして利益を上げているかと言えば、仕事の依頼が確定すると、その支払金額に合わせて一定額、例えば20%の手数料を受け取るような仕組みで利益を上げています。
これは、クラウドソーシングを利用する人が増えれば増えるほど、ランサーなどのクラウドソーシングの場を提供している企業が利益を上げることになりますので、今後、恐らくは右肩上がりで成長していく業界ではないかと予測されます。
それで、会社を退職してクラウドソーシングをメインに仕事を受注して、それで生活をしている人たちが少しづつ増えてきているようですが、実際にクラウドソーシングで生活をすることが出来るのでしょうか?
仕事のできる人がクラウドソーシングを使う必要はありません。
クラウドソーシングには色々な仕事の募集が掲載されていて誰でも登録をすればその気になる仕事に募集できる点は優れているのですが、どれを見ても単価が安く設定されている為、高単価な案件を受注できるのであればフリーランスの方が圧倒的に良いです。
また、募集している仕事の内容を見ても、大手の企業のようにしっかりとした担当が募集をしているような案件は殆ど見られず、個人や中小企業などが費用を安くしたいためにクラウドソーシングを活用しているとしか思えない案件が多く目立ちます。
実際にフリーランスとして働いている単価の高い人でクラウドソーシングを利用してる人自体が全くいないため、例えば、システム開発や経営コンサルなどでしたら、100万、200万単位の案件も普通ですけど、そのような案件はクラウドソーシングでは怪しそうな、Amazonの調査とかくらいしか見当たりませんでした。
よって、能力が高く自分で仕事を受注できて、自分で請求単価を決める権利を持っているような100万単位の案件を扱うフリーランスの人であれば、クラウドソーシングを使う必要すらないと言った判断ですし、実際に使っている人を見たことがありません。
クラウドソーシングが駄目というわけではなくて、クラウドソーシングを使ったほうが良い人も当然居るわけで、元々クラウドソーシング自体がそういった目的で生まれてきた仕事のやり方なので、どのような人が向いているのかについてご説明します。
単価の安い案件をこなせる人や実績が少な人には効果絶大?
クラウドソーシングの性質としては、星の数ほど多くの仕事の募集が発生しているということであり、確かに単価も安くて、発注元も専門の担当者がいないような募集が多く見られるとは言え、まだ経験が少なく仕事をしたい人にとっては大変魅力的です。
要は、高単価の案件を自分で受注できない人であれば、元々業界の相場とか単価も知らないわけですから、単価が安い案件であっても十分に受けることは可能であり、その金額であっても数をこなして行けば良いと思えば、普通に仕事になりますからね。
会社を退職してクラウドソーシングをメインしたほうが良い人は、文字打ちや文章を書くのが得意だけれでも、それで自分で仕事を受注できない人や、空いてる時間に仕事をしたくても自分では仕事が受注できない人などでしたら、良いのではないでしょうか?
基本、退職後には仲介業者を通すのではなくて自分で独立をして仕事を受注していくのがフリーランスであり独立になる訳ですから、自分で請求金額を確定出来ないクラウドソーシングについては、自由な生き方をしたい人には最適な仕事の受注方法です。