フリーランスに転職後は国民健康保険との熾烈な戦いに！

フリーランスになると正社員で働いているときよりも、確実に見た目上の月収が大幅に向上しますので、普通の人であれば正社員を引退してフリーランスになりたいと思うものであり、私も20代の時にフリーランスの人から報酬単価を聞いて驚いたものです。

しかし、フリーランスの場合は会社に雇われて働いている正社員とは大きく異なり、全てが自己責任の自己負担になる為、正社員時代には気が付かない見えない会社負担分のことをうっかりと見落としてしまうことが少なくありませんし、私もそうでした。

20代の会社員のときって、案外本業以外のことを全く知らないことも多くて、本業だけは得意であっても他のことなんて全く知らないし、売上の数字的なこともしらないし、年末の確定申告の際の生命保険控除の書き方すら分からないのが普通ですからね。

それで、会社が社会保険料の半分を負担していることなど知る由もなく、厚生年金のメリットや会社で加入している社会保険のメリットのことも知ることがなく、フリーランスになってしまうと、年金はまだましですけど国民健康保険で泣く事になります。

フリーランスは国民健康保険の保険料が最大値になることが多い。

正社員とは異なり、フリーランスになると見た目上の報酬金額が極端に高くなり、毎月の報酬が90万円くらいになると年収換算で1000万円前後の売上になりますので、ボーナスはないにしろ普通の会社員から見れば相当な高額所得者になります。

しかし、フリーランスで多い年収1000万円位の個人事業主というのは、税金や社会保険料の負担割合が最も多くなる事が多い層であり、実際に国保の金額は必ず最高値になっていて年齢が40歳を超えている人なら70万円を超える請求書が届きます。

逆に年収が1億円とかになると、国民健康保険の上限値は変わりませんので、税金はたしかに高くなるんですけど、それでも年収が1000万円の人と国民健康保険の負担金額が変わらず全体的に収入が多いため、税金で半分以上取られても全然余裕があります。

フリーランスでは年収1000万円前後にいくこと自体は難しくないのですが、それ以上の年収にするのは大変難しい事が多くて、常に摂取される側のポジションで長時間働くことになりますし、経費も殆ど掛からない業種なので税負担は予想以上なのです。

フリーランスになると国保と税金の格好のターゲットになります。

ちなみに、税金や国民健康保険は強制的に支払わないといけないものですから、これについては何があっても支払うしかないのですけど、それでもフリーランスのように長時間働いて、多額の保険料や税金を取られているようでは、納得できない人も多いです。

更には病気になっても病院に行けないほど忙しい事が多くて、結局、風邪を引いてもマツモトキヨシでパブロンゴールドを購入して仕事をしながら風邪を治さないといけないことも多くて、皆さん、国保だけは本当に許せないと言っている人ばかりです。

これを避けるは、仕事をしない選択肢もありますし、経費を増やす選択肢もあるんですけど、普通の自営業者とは異なりフリーランスはそれが大変難しく、一つの取引先からまとまった金額を得ることから、大抵の人は税金と保険問題で悩むことになります。

それでも楽な仕事をしてある程度のお金を稼いでいる人なら良いのでしょうけど、特殊な専門技術と経験を使って長時間において仕事をして、稼いでだお金をごっそりと国に持っていかれたら、やはりこのままで良いのかと考えるわけですね。

フリーランスも実際にやってみると色々とメリットとデメリットがありますので、人によってはまた会社で働く人もいらっしゃるんですけど、中には個人事業主から法人化を行い、一人社長としてフリーランス形式で働いている人もいらっしゃいます。

私が20代の頃に一人社長としてフリーランス形式で働いていた人がいましたけど、法人化した理由はやはり税金と社会保険の問題があったようで、フリーランスとして働いていて報酬金額が高くなり過ぎた人は法人化を検討していくことになりますね。