下請け企業で働いても給与が全然上がらない仕組み

世の中には儲かっている企業、儲かっていない企業の棲み分けがはっきりしていることが多く、Google等は儲かっている企業の代表的な存在になっていますが、日本の企業の場合、大きく儲かっている企業があれば、必ずその下には下請けとして摂取され続けてる企業が星の数ほど、存在しているのが普通です。

そして、下請け企業は慢性的に儲からないような仕組みで、元請けから仕事の依頼を受けることが多く、同じ企業間取引なのにもかかわらず、請求金額を元請企業が勝手に決めて下請けはそれに従うしかないケースも多く、多くの下請け企業は厳しい状態にあります。

このいびつな下請け構造については、政治で解決しないとほとんど難しくなっているような状態であっても、儲かっている元請企業と政治家が深く金銭的に関わっていることが多い為、政治での問題解決は絶望的になっています。

ですから、必ず元請企業だけは確実に儲かる仕組みになっている訳でなのですが、この下請け企業というのは、儲からなくても元請から仕事を依頼を受ければ、その納得できない納期や金額であってもうけざるおえない理由です。

 

 

元請企業の言いなりにならない場合会社が倒産してしまう可能性も?

 

いくら安くても元請から仕事がこなかったら会社が倒産する状態である下請け企業であることも少なくなく、経営者が本来の経営者としての営業ができないから、金額と納期がおかしいような依頼であっても元請の言いなりになるしかないのです。

ここまででわかるかと思いますが、下請け企業は一部例外もあるのでしょうけど、慢性的に利益を出せないような状態になっていることが多い為、社員の労働時間はうなぎのぼりで増加していっても、それに反比例して給与報酬は高くならない現状があります。

結局、経営側が経営能力がない為、無理な納期、利益が出ない金額で仕事を元請から受けてしまい、そのしわ寄せが誰に行くかといえば、当然社員にすべての負担がかかることになり、より安い報酬でより長時間働かないといけなくなっています。

このような状態の下請け企業で、給料がうなぎのぼりに上がっていくような下請け企業があるのであれば、それは完成された下請け企業であり、請求金額を自分たちで決めているとか、相当特殊な技術を持っている為、強気の交渉ができるかのどちらかです。

 

 

下請け企業で働いても給与が上がらない仕組みについて。

 

既に、お分かりだと思いますが、下請け企業で働いても給与が上がらない理由は、経営者が無理な納期や安い金額で元請から仕事を受けているからであり、本来の適正な請求金額にでも改善しない限りは、労働時間が増えても請求金額は増えません。

よって、このような構造の下請け企業でいくら頑張っていても、本来の適正な報酬が支払われるのは大変難しい為、皆さん、日々会社に不満を抱いているわけなのですが、この状態を改善する場合、経営者に経営能力を身につけてもらうしかありません。

今までのような下請け構造では、当然利益が出るわけがないので、自社の強みを生かして、元請に依存されない企業体質を作り、それから自社で新しい取引先や顧客を創造していくことになるのですけど、これを社員が役員にしてくするのは大変難しいです。

ですから、そのような画期的なアイデアや実務経験がるような社員は、自分で独立をするとか転職をするのが普通であり、今の下請けの企業の経営者の能力を高めようとするような人は滅多にいませんし、経営者側も受け入れない人が多いのではないでしょうか?

そのような場合、似たような下請け企業でも、独自の経営方針により、儲かっている企業もあるわけですから、そのような企業を調べて転職をする等をして、不満があれば、職場を変える、独立をすると言った感じで、今の現状を変えるのが一番です。