会社を退職した後の人生の選択として、転職と起業のどちらを選んだほうが良いのかについて悩んでいる人も結構いるんですけど、単純にどちらが良いのかの話になった場合は、当然ながら転職よりも起業を選んだほうが全てにおいてメリットがあります。
何しろ、起業をして成功をすれば、全て自分の好きなように仕事を行ったり、好きな時に休みを決めたり、自分の報酬をすべて決定できるようになったりと、成功すればするほど起業をして困ることはなくなりますので、唯一困るとすれば納税位になります。
独立して事業が安定してくると、会社員として働いていたのがバカバカしくなるくらいの状態になりますし、そうなってくると今度は税金問題に頭を抱えることになりますから、成功している人で起業をして公開している人は先ずいないでしょう。
その人の適性や才能も加算されると転職と起業の優位性は変わります。
ただし、転職と起業の比較や最終的な選択については、単純にどちらが良いとか悪いといった話ではなく、その人が実現できるのか、その人の適正はどうなのか？、これらの要素が関わってから、最終的に起業と転職のどちらが最適なのかが決まってきます。
その為、起業独立をして成功をしている人が発信している情報を見て、自分も同じように成功してみせると言って会社を退職して起業をする人もいますけど、そのような考え方では、遅かれ早かれ事業が行き詰まり就職活動をすることになるでしょう。
やはり、人には適正というものがありますから、誰でも同じように、同じようなことが出来るとは限りませんから、その点に注意をしながら慎重に転職するべきか、起業をするべきかの決断をしていくことになるのです。
起業と転職の適性を確認するにはどうすれば良いのか？
では、実際に退職後に起業をするか転職をするかの自分の適性を知るにはどうすればよいのかについてなんですけど、転職については専門企業などに相談をするなどをして対策を取ることが出来ますが、起業については実際にやってみないと判断が出来ません。
転職でしたら、転職先の企業や業種をよく知る転職の専門家に相談をして、自分の適性を判断してもらうとか、転職先の企業に面接に行けば、そこで具体的な数字が結果として返ってくることになるんでしょうけど、起業する場合はそうはいきません。
当然ですど、その人が何を事業にしたいのか、その事業をどのようにして立ち上げて継続していくかについては、ある程度は外部の経営コンサルでも判断がつきますけど、それが確実に成功するかしないかについては、実際にやってみないと分からないからです。
世の中の全てに言えることなんですけど、確実に成功するか失敗するかについては、実際にそれをやってみないと答えは出てきませんので、やってもいないのに全てを予測することなどは出来ないのです。
今の時代は、何が当たるのか想像ができない時代になってきており、極端な例で言えば、半年前に借金まみれで首が回らなかった人が、半年後に数十億円の資産を形成しているなどは当たり前の世界になってきていますから、実際にやるしかないのです。
会社に在職中に自分で起業したい分野のプロジェクトを立ち上げてみる。
実際に、退職してから起業を始めるのが不安になってしまう場合や、どうしていいか分からない場合の対策方法としては、だったら会社に在職中に自分のやりたい事業を始めてみればよいだけの話であり、それで適正を確認すれば良いだけなのです。
普通の会社では社員の副業は禁止されている為、起業をするのは困ると言った人であれば、それを厳守して最後までその会社の指示通りに働けばよいだけですし、起業をしてもいきなり売上発生になるような話は本当に稀なので、最初は儲けなどありません。
その為、副業がダメでありそれを厳守したいのであれば、あくまで趣味の一環として自分のやりたい分野で事業立ち上げれば良くて、それの評判が大変良く、顧客層がたくさんいることが分かり、事業になると判断できれば更に突き詰めれば良いだけですね。
そもそもですけど、会社の命令には絶対服従しないといけないと思っている人が会社を辞めて独立をして成功するなどはその時点で適正的な疑問が出てきますし、誰のために起業をするのかすら明確になっていない人なら退職すらしない方が無難です。
会社を退職して転職をするか起業をするか・・・、この答えを出せるのは自分しかいませんから、その判断を最終的にどうするのかを決めながら、答えを出していけば良いでしょう。