社員の本当の価値を会社側だけが知っている理由

世の中で仕事をしている人には、必ずその労働に対する単価と言うものが存在していて、例えば会社に勤めている場合は、その労働単価の中の一部を社員に給与や賞与といった形で還元していて、残りを会社の利益としているのが普通です。

会社の利益の中には固定費や直接労働単価を生み出さない部署の人達、正社員の社員からは見えない社会保険料の会社負担分など、実は会社は結構多くの負担をすることになりますので、社員の労働単価=報酬となることは正社員の場合は先ずありません。

労働単価=報酬になるのはフリーランスと呼ばれている直接企業などと契約をして働いている人たちの場合であり、中抜き摂取されていない直接依頼者と契約できるような能力の高いフリーランスの場合は、その仕組から見た目上の報酬が物凄く高くなります。

 

 

自分の労働単価を知らない人は意外に多いのです。

 

そのような状況なので、通常は自分の元請けからの労働単価を知っているのは、中抜きをされていない直接契約をしているフリーランス位であり、その他の正社員、下請けから仕事を依頼されているようなフリーランスの人は自分の本来の単価を知らない人が多いのです。

自分の労働単価について、聞かれたら即答できる人ってどれくらいいるのでしょうか?

特に正社員の場合は、本当に自分の労働単価を知らない人が圧倒的に多くて、毎日給料が安いと文句を言っている人が、実は会社から見たら赤字のお荷物的な存在であり、他の人の労働単価から補填しないと赤字になっているような人もいる訳です。

会社の場合は基本は組織的に活動をしていきますから、誰かが赤字で全く利益を出さない状態でも、他の人達が利益を出しているのであれば、そちらから赤字の社員に利益を補填することが出来ますし、大抵新人の頃は皆さんそうなっています。

給料が安い安い、と言って毎日不満を言っている人も少なくないとは思いますが、特に新人の頃はそれでも会社にとっては雇っているだけでも赤字なことも多いので、そういった人こそ、自分の労働単価を知っておいたほうが後々良いかもしれません。

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自分の労働単価を勘違いしてる人は大抵転職や起業に失敗します。

 

では、何故自分の労働単価を知っておくと良いのかと言えば、例えば労働単価が100万円の人がいて、会社から支給される給与が20万円の場合、その人は給与は20万円でも社会的な労働価値は100万円の価値が有ることになります。

しかし、労働単価が30万円しかない人が給与を20万円支給されている場合、その人の社会的な労働価値は30万円しかないことになり、企業としては20万円の給与を払う価値は本来はまったくないのですが、何かしらの理由により雇っている状態です。

この場合、雇っている会社からすれば、全てお見通しで価値のある社員、価値のない社員がひと目で理解できる状況なんですけど、その反対で、社員の立場から見た場合、同じ20万円の給与の社員同士なら自分たちは同じような待遇であると認識します。

 

 

労働単価の高い人ほど転職に成功しやすいのは当然の話です。

 

ここが面白いところなんですけど、同じ給与が20万円の社員達が、会社に待遇に不満を持ち転職を決意した場合、当然本来の労働単価の高い人ほど、仕事ができる訳ですから転職がしすくなり、逆に労働単価の低い人ほど転職の際に厳しくなります。

この単純な仕組みを知らない人が結構多くて、同じような給与なのに何故自分だけ転職ができないのか、何故自分だけ昇給しないのか?、その答えが永遠に分からないまま、何度も転職を失敗することになりますので、やはり自分の単価を知っておくのは重要です。

では、どうやって自分の労働単価を知ればよいのかと言えば、やっている仕事のボリュームや業界の仕入れ値等、それらの外部的な要因で判断する方法もありますが、最も簡単なのは、役員に直接問いかければ、普通に教えてくれる事もあります。

転職をする前には、一度自分の労働単価を調べるようにして、明らかに会社のお荷物になっているようであれば、退職をするのは先延ばしにして、もう少し勉強をしていったほうが恐らく良い結果になりますね。




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