退職を決意したら2年間は本気で仕事と起業の準備がお勧め

現在それなりの会社に正社員として勤めていて、同世代よりも多めの報酬をもらっていて、更には福利厚生等も大変手厚く、周囲から見れば今の状態で何ら不満などないのではないかと思える人であっても、本人からしたら不満が沢山有る場合があります。

この場合の正社員が持つタイプの不満というのは、正社員として働けないとか、残業が多いとか、手取りが低いとか、よくあるブラック企業で働いている人のような不満ではなくて、もっと向上心を持ちたいとか、仕事が出来る人特有の不満になります。

破格の待遇で社員を雇っているGoogleに勤めている人が、その羨ましい条件でも退職する理由と大変良く似ていて、これに該当するような人は元々他人に雇われるのが向いていないタイプの人が多いので、殆どの人が最終的には独立をすることになります。

なんでもいいので正社員として働ければ良い人とは根本的に事情が異なります。

 

 

仕事が出来る人が退職をする際には2年計画でプランを練る。

 

ブラック企業に勤めている人が退職をする場合でしたら、即決断をしても何ら困らないっと思いますけど、破格の条件で雇ってくれている他人から見れば羨ましい様な企業を退職したい人は、即退職ではなくて2年計画で退職を考えたほうが良い事が多いです。

その理由としては、いくら仕事が出来ると行っても、退職したいからといって即退職を行い、なんら準備もできていない状態で退職をしてしまうと、流石に起業の世界は転職よりも遥かに難易度が高いので、失敗するリスクが高くなってしまうからです。

相当仕事ができて、今すぐに会社を退職して事業を起こして成功できる人なら別に即行動でも良いのでしょうけど、世の中そんなに甘くはありませんし、折角優良企業に勤めているのですから、それを利用してから退職体制を整えた方が良いですからね。

また、待遇が良い会社に勤めていても、何となく辞めようと思うことも人間でしたら誰にでもある訳なので、その場の気分で人生の重要な決断をしてしまうのは大変もったいないこともありますから、具体的に退職後の方針が決まらない場合もしかりです。

 

 

優良企業であれば2年間に渡って退職の準備をしたほうが良い理由。

 

社宅や社員寮が完備されており、福利厚生も完璧で、食事代の補助は出るし、給与も同世代よりは圧倒的に良い企業の場合、別に最後までそこで勤めても何ら不具合が出ないことが多いんですけど、そういった企業が採用する人材は出来る人が沢山います。

よって、自分で事業を立ち上げてから独立をしたい人が出てきてもおかしくはないんですけど、折角待遇が良い環境で働いているのですから、退職をしたいと思ったら2年間程の時間を使って退職の準備をしたほうが色々とメリットがあります。

人間、2年間も本気で勉強に取り組めば、余程才能がない人でなければ、全く未経験の分野の仕事であっても、それなりの結果が出せる状態を作り出しているとか、既に結果を出している状態になりますので、その期間を使ってフルにやればよいのです。

また、待遇が良い会社に勤めている人ほど、実力が高い人が多いわけですから、退職を決意して事業を立ち上げるまでの2年間に、人脈を作ったり、実績を作ったり、資金をためたり、何かの事業を在職中に開始したりと、やることは沢山あります。

 

 

2年間本気で取り組んで結果が出ないのであれば諦めたほうが良いです。

 

会社を退職して事業を立ち上げても、殆どの場合直ぐに利益が発生することなくて、最初の数ヶ月間から1年間は無給で働かないことも普通にありますので、そのことを考えるとお金は沢山持っておいたほうが良いですし、退職時に即起業するなら、準備期間はまだ退職をしていない状態で取り組んでおいたほうが良いことが多いです。

一度でも退職をしてしまうと、同じような条件で再就職をするのは年齢によっては大変難しくなりますし、失敗しても再度リベンジをすれば良いのでしょうけど、年齢が若い人であれば、一度失敗をすると心が折れてしまうこともない訳ではありません。

事業の立ち上げ自体が、自分にメリットの有る環境をフルに活用をして、なるべく最短で事業が軌道に乗るようにしていく訳ですから、退職を決意したら2年間は今の会社で本気で仕事をやり、本気でやりたいことの準備をやれば、満足する結果になります。