都会を離れて田舎暮らしに憧れている人の場合、都会の会社から転勤の形で地方に移住をするのでしたらそれ程問題にはならないのでしょうけど、都会の会社を退職してから地方に移住する場合は、余程の事情がない限りは今より待遇が悪くなります。
もちろん、都会で成功をして独立をして働いている人であれば、あえて環境が良い地方に移住をして、そこで自分のペースで仕事をする事が出来ますので、何ら問題はありませんけど、地方で新規に転職先を探す場合は事情が異なります。
地方の転職情報を見る場合、ハローワークに行けば一番良いのですけど、ハローワークに行くとあまりの求人票の少なさや、その待遇の低さに驚くことも少なくなくて、私も色々と確認をしてみたんですけど、これはちょっと無理・・・と言った感じでした。
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ハローワークに行けばその地元の就職情報が分かる。
実際に地方に行ってハローワークに行ってみると、何箇所か回った感じでは都会のハローワークのように綺麗なオフィスではないことも多くて、如何にも田舎だな?と感じることが多かったんですけど、そこに出ている求人票を見たら驚くことになりました。
何しろ、30代で月収15万円とか、17万円とかの待遇は当たり前であり、中には13万円とか9万円と言った感じで、これで生活が出来るのだろうか?と思えるような求人も少なくない為、やっぱりなんだかんだと言っても都会は仕事があることが分かります。
地方の場合、実家で両親と生活をしている人も少なくなくて、その影響からか、30歳になっても40歳になっても手取り13万円前後で働いている人も少なくなくて、昇給なども殆どない状態でもなんとかやりくりが出来ているようです。
実家で両親との同居前提のような求人が圧倒的に多いのが地方。
その待遇では両親が元気な時は良いのでしょうけど、介護が必要になった場合はどうしたら良いのか?、その点が大変気になる求人ばかりしか見当たらなかったので、元々地方で働いている人なら別でしょうけど、都会からのIターンはお勧め出来ません。
ハローワークも地方の場合は、色々と貴重な案件が掲載されているようですが、どうしても都会の会社の待遇と比べると、あまりの格差に驚く事になりますので、余程のつてがあるか、自分で起業する以外は地方への移住は大変厳しいといえます。
IT系のフリーランスの仕事をしようと思っても、地方に行けばその案件自体が殆ど見つからないでしょうし、フリーランスは大抵は都会で働くことを目的としている業種なので、地方では自分でフロンティアを開拓するしかなさそうな雰囲気でした。
地方で安定した求人と言えば大企業の工場や製造業よりも公務員でした。
実際に地方に行って一通り見てみたものの、正社員よりも派遣やパートの方が多く見つかるとは言え、地方で安定した仕事を求める場合は、大企業の工場等で働くことになりそうな感じでしたし、結構その工場すら撤退している田舎も沢山ありました。
地方では公務員が一番安定していると言われていますが、確かに、これは公務員にでもならない限り、他人に雇われて働いている以上は、手取り13万円は当たり前で、手取りが19万円(総支給25万円)ももらっている人なら、高額所得者になりますね。
ただ、公務員には容易になれないようですし、都会から田舎を求めて引っ越しをするのは余程の事情がない限りお勧めが出来ませんので、都会で転職先が見つからない場合、一旦田舎に戻って起業の為の準備をする等以外は厳しい現実が待っていそうです。
起業を決意したら実家に戻って死ぬ気で再度勉強をするのがよし。
結論から言えば、都会で転職が上手く行かない人の場合、そのまま転職活動を続けても先がないので起業を決意するような人の場合でしたら、一旦田舎に戻って固定費をなしにして1年、2年ほど勉強をするのには最適ですが、それ以外は厳しいと感じました。
都会で転職活動に疲れた人であれば、一度全てを切り替えて、実家に戻ってから、本気で今後に向けの勉強を初めて数年後に結果を出すように頑張れば良いので、諦めないで自分にできることを子供の頃に育った場所で再度人生の勉強を学んで下さい。
インターネットを使ったビジネスの場合、固定費の高い都会で起業をするメリットはありませんので、田舎の実家で本気になって勉強をして、1人で出来る仕事が何であるかを考えて、必ず結果を出すように努力をすれば、将来が開けるはずです。
田舎の実家に戻れば、誰でも2年位は生活できるくらいの貯金くらいはあるでしょうし、最悪でも暫くの間は生活に困ることもないと思いますので、固定費を徹底的にコストカットした状態で、人生最後の挑戦をして結果を出しましょう。
東京で成功を収めて、地方や海外に移住をしている人達は、その殆どがネットを使った起業をしてることを見るにして、働く場所を選ばない状態で独りでできる仕事が何かを考えると、自ずとやるべき事が見えてくるはずです。
転職が厳しいと言われている30代、40代、50代であっても、希望は実家にあるかもしれません。