突然興味を持ちはじめ、全くの経験がない分野に転職を希望する場合、なかなか難しい部分が多くて、多くの人が転職の希望を持っていても行動に移せないまま、いつの間にやら時間だけが過ぎていくような状況になっているのではないでしょうか?
なぜなら、新卒なら経験なしでもまだ別ですが、全くの経験なし中途の場合、中途採用では経験がない時点で中々採用される事自体が難しくなっており、それなら企業は新卒の若い人材を採用した方がコストも安くて、将来性も見込めます。
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専門性の高い企業であるほど中途採用者は即戦力でなければならない。
基本的に中途採用というのは、常にその現場での即戦力が要求されるのであって、転職先で人材育成を希望する人を採用してゼロから企業が育ててくれる場ではありませんから、それを勘違いしてはいけないということになります。
では、やる気だけは誰にも負けていないのに、未経験の人は興味がある分野の企業に転職ができないのですか?、と言えば全然そんなことはなくて、実はやり方次第で採用してくれる企業もあるのです。
今回は、実際に全くの未経験から、希望通りに都内の独立系システム開発会社に転職をした友人の話について書いてみます。
最初に連絡をした際には何度も断られてしまったそうです。
最初に、これまでは不動産会社で働いていたその友人は、突然システム開発で働きたいと思うようになり、色々なシステム開発を調べては求人募集に連絡をしてみたものの、やはりどの企業も未経験の中途採用は行わないと門前払いをしてきたそうです。
これに関しては、即戦力が必要なシステム開発会社としては当然の対応ですから、友人が断られてしまっても仕方がない部分があるのですけど、友人はどうしても諦めきれずに、都内にある色々なシステム開発会社に連絡を続けることになります。
システム開発会社には経営形態が異なる会社が沢山あります。
その際に、友人は知らなかったのですけど、システム開発会社には色々と種類があり、メーカー系のシステム開発会社、独立系のシステム開発会社といった感じで、見た目は同じように見えても、経営形態がかなり異なるのが実態になります。
友人は不動産会社で営業をしていましたので、そのような違いも知ることなく、確か30社以上の会社に連絡を取り、未経験でも雇ってもらえないかと交渉をした結果、1社だけ面接をしても良いとの回答をしてくれた会社がありました。
未経験からシステム開発会社の正社員になる方法。
システム開発経験が全くない友人は、30社以上の会社から門前払いされてしまったのですが、その中でも1社だけが面接をしてくれると連絡をしてきて、その後に友人はその会社に面接に行くことになり、自分は未経験であっても、努力をするので、採用して欲しいと交渉を行うことになります。
友人の場合不動産会社で営業をしていましたので、システム開発経験はなくても、人と話すのは得意だったため、その面接の結果、社長が直接対応してくれることになり、無事に採用されることになったのですが、条件としては待遇は新卒扱いで行うとのことでした。
最近では、未経験者向けコンサル指導をしてくれる、IT企業への転職支援紹介サービスもありますが、友人は正社員としてシステム開発会社で働きたいとの希望が強く、直接システム開発会社を選んで求人申し込みを行っています。
ただ、新卒扱いであっても、未経験なわけですから、それで正社員として採用されただけでも全然メリットがありますので、ここでなぜ?未経験者である友人が採用されたのかについてご説明したいと思います。
なぜ?、未経験の友人がシステム開発会社で正社員に採用されたのか?
友人に対して面接をしてくれたシステム開発会社というのは、実は独立系のシステム開発会社であり、これは、親会社などが存在せずに完全に独立して経営をしている会社であるということですから、社長がすべての決定権を持っているのが特徴です。
更に、社長は30代とまだ若く、友人と話してみて将来性を理解してくれたこともあり、それで無事に採用される結果となったわけですが、これが大手メーカー系で社長が雇われの50代とかなら、先ず面接すら受けれなかったはずです。
経営者にすべての決定権があり、まだ年齢も若い会社であれば、情熱と熱意を伝えることができれば、未経験の分野であっても、採用される可能性があるという事例ですから、出来れば皆さんも挑戦して欲しいと思います。
システム開発会社の勉強をしたい方は最近では「【完全無料プログラミング研修&就活塾】」のようなサービスもありますし、既に経験者であり、IT系の仕事を探している実績のある方はフリーランス用の高単価案件を捜してみると良いかもしれませんね。