IT系フリーランスになるには実務経験が必ず必要な理由

転職サイトを色々と調べていると、IT系の転職情報が沢山出てきて、どれも報酬単価が異常に高い案件の為、気になって更に詳しく調べてみると、普通の正社員募集ではなくてフリーランス案件と書かれている求人情報を見たことがある人も多いかと思います。

年齢が若い人ならフリーランスの意味を知らない人も多いですし、IT系で働いたことのない人であれば、尚更業界の事情に詳しくありませんから、フリーランスについて謎だらけになってしまうかも知れませんが、早い話が請負の個人事業主のことです。

フリーランスとして働いている場合でも普通は中間に斡旋している法人が入ることが殆どなのですが、直接発注元企業と契約ができるくらいの人になると自分で法人を立ち上げて斡旋している仲介業者を通さずに、フリーランスの依頼を受けている人もいます。

一般的には、フリーランスの大半が個人事業主として、発注元の企業から依頼を受けて1ヶ月単位で報酬を得ながらその期間は、依頼者の案件に関わる仕事を行いますので、依頼をする方としても都合よく短期間で優秀な人材を確保できるメリットがあります。

IT系のフリーランスになる為には必ず実務経験が必要になります。

IT系フリーランスの案件を見ていると毎月の報酬が70万円とか150万円とか、とても高い金額の報酬が掲載されている案件ばかりですから、年齢が若い人ほど興味をもつのは当然ですし、私も20代の時にはフリーランスの報酬の高さには本当に驚いたものです。

だったら自分もフリーランスになれば、そのような高単価な報酬で働けると思うかもしれませんが、当然フリーランスとして働く際には、システム開発の上流工程の実務経験が必ず必要になりますので、未経験の人がフリーランスとして働くことは出来ません。

正確には未経験でもフリーランスとして独立するのは誰でもできるんですけど、実績のない人に高単価な依頼をしてくる会社など存在しませんし、フリーランス案件の多くは人脈を使って斡旋されることが多いため、実績も人脈もない人では難しいのです。

そうでなければ、誰でも簡単にフリーランスの仕事ができるのであれば、毎月100万円を超えるような報酬で仕事の依頼をする企業などは存在しませんので、報酬が高いのには理由があるわけですから、その高い報酬の裏側を理解しておく必要があります。

単価が安い似たような案件は派遣で済ませる企業が殆どです。

IT系フリーランスのように、特別なIT系の実務経験が必要なないけど、どうしても人材が必要な場合は、派遣会社から人材を募集したり、実際にIT系で多い多重派遣等も他のシステム開発会社から当たり前のように行われていますので、そちらで済ませます。

一般的にIT系のフリーランスとして独立して働ける実力がない人は派遣社員として働くか、事実上の派遣を行っているIT系企業の正社員として働くことになるのですが、その場合はIT系フリーランスと比べて報酬はかなり安くなるのですが仕方がありません。

将来的にIT系のフリーランスとして働きたい場合は、若い頃から業界に入って専門的な経験を積みながら実績を積んでいく必要がありますので、それが出来ないのであれば、残念がら幾ら高い報酬の案件が沢山転職サイトで転がっていても手が届きません。

これからIT系フリーランスとして将来働きたい人は、なるべく早い段階で将来性の有りそうなIT系企業に転職を行い、最初は未経験でも全然問題ないので転職先のIT系企業で本気で仕事に取り組んでいけば5年後位にはIT系フリーランスとして独立できます。

ただし、年齢が20代の人でなければ未経験からIT系の企業に転職をするのは相当難しいことや、何とか転職が出来ても仕事についていけずに早々に退職をすることになりかねませんので、IT系フリーランスになりたい人は20代の時に転職を行いましょう。