IT系企業に転職する前にみなし残業を必ず確認する理由

未経験の異業種からでも20代であれば転職が実際に可能で、30歳を過ぎても40歳を過ぎても安定して転職エージェントなどの非公開求人や高単価のフリーランス案件、派遣案件等が沢山あるのがIT系の業界になり、それだけを見ればメリットしか感じません。

実際にはIT系の業界には、あまりよろしくない会社も沢山あり良い会社であれば福利厚生も大変素晴らしくて、食事代やドリンク代が無料になるのは当たり前で報酬も良い会社もあるのですけど、多分、良くない会社の方が圧倒的に多いのではないでしょうか?

そのあまり良くないIT系の会社の特徴としては、特別な実力がない社員を年棒制と言う状態の一切の残業代を支払わずに、長時間に渡る残業を強要する会社も多いですし、みなし残業と言って、残業代を殆ど支払わない会社も沢山有るので注意が必要です。

特に異業種からIT系の業界に転職をする人は、これまでの会社の常識を当てはめてしまい、勝手に転職しようとしているIT系企業を美化してしまったり、思い込みで全然違う見当違いの見込みで転職の話を勧めてしまうことが多いので、その点に注意します。

 

 

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IT系の業界でよく聞かれるみなし残業ってどのような残業?

 

IT系の業界に大変多いんですけど、みなし残業と呼ばれる残業代の支払い方法があり、これを知っていない状態でIT系の業界に転職をするのは大変危険ですし、私自身も20代の時にみなし残業について全く知らない状態で転職をして唖然としてしまいました。

このみなし残業というのがどのような残業代の支払い方法かと言えば、確かに転職サイトの求人情報では、基本給以外にも残業代を支払いますときちんと書かれているんですが、実際には残業代は全額支払われることなくて、みなし分は無料奉仕になります。

例えば、残業代を支払いますと転職サイトで記載していたIT系企業に転職をしてみたら、実は残業時間の40時間分は基本給に全て含まれていると就業規則に書かれていて、それを入社後に初めて知って、実際には残業代が出ないことを知ったケースです。

通常、残業を40時間もすれば毎月6万円以上の収入上乗せになりますので、それを当て込んで頑張って残業をやっている人もいると思いますけど、その後に給与明細を見たら残業した分の報酬がまったくなくて、実はみなし残業であることを初めて知ります。

 

 

みなし残業設定の会社には転職をしない方が良いのか?

 

経営側になって人なら直ぐに分かるんですけど、みなし残業社員に強制している時点で、長時間の残業が当たり前でありその分の残業代を支払いたくないので、40時間分はみなし残業にしている訳ですから正直将来性はあまりない会社と言えます。

経営側が有能で営業力が高ければ、残業をしなくても高単価の案件を回せますし、ハイリスクな案件を避けたり、能力が低い人材の採用を避けることも出来ますので、正社員が働きにくい環境を態々隠して実装すること自体がありえませんから、その結果・・。

まだ創業したばかりで資金的な問題があり将来性がある会社でしたら見込み残業でも年棒制でもどちらでも良いのでしょうけど、設立からある程度の期間が経過している会社で見込み残業を採用している会社は儲かっていないし成長もしてないと判断できます。

 

 

みなし残業の会社が全て悪では無いのを悪用している会社も多い。

 

みなし残業を設定している会社全てが悪いとはいえませんし、有能な経営陣であっても創業当初は資金繰りに相当困るのは普通ですから、判断が難しい事も多いんですが、見込み残業について転職情報でも面接でも意図的に隠している会社は絶対にNGです。

転職をする場合、月収やボーナスだけを見るのではなくて残業代についてどのような支払い条件になっているのかを確認しないと毎月40時間は無料奉仕で、みなし残業が当たり前の会社は大抵はボーナスも基本給設定が低くなっているので年収が安くなります。

転職の際にわからないことがあれば、専門的な知識と経験があり、企業に聞きづらい事を代わりに確認してくれる、転職エージェントを積極的に利用して間違いのない転職が出来るように普段から転職で失敗しない環境を構築しながら転職活動を行います。