派遣社員が年収をアップさせるには転職するしかない理由

日本では正社員が最も人気がある雇用形態であり一般的には派遣社員は余り人気がなくて早く転職して正社員になりたい人が多いのですが、残念ながら派遣社員から正社員になれない人が多くて仕方なく派遣社員として働いている人が多いのが現状になります。

ただ、派遣社員として働いていても将来的には正社員になりたい人であれば、派遣先の現場で仕事を頑張って問題があれば業務を改善するなどして、派遣先の会社の状態を良くしたり売上アップや効率改善を提案している派遣社員の人も多いのですが・・・。

実際には派遣先の現場で働いている派遣社員の人が現場でどのような業務改善の提案をしても収入アップに結びつくことはありませんので、派遣社員から正社員に転職をしたいのであれば、現場の責任者などから引き抜きの相談を受ける方法が最適になります。

 

 

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派遣社員が現場で業務改善案を提案しても収入はアップしない。

 

基本的に派遣社員と言うのは、派遣会社と契約をしている形態で働いていますので、現場の会社から雇われている訳ではない為、あくまで部外者が現場に来て働いているだけですから、部外者が依頼されている仕事以外の提案や改善をしても意味がありません。

完全に意味がない訳ではなくて、現場の労働環境や効率などは派遣社員の提案などにより確かに改善されることもあるんですけど、だからと言って派遣社員はその会社から雇われている訳ではなく派遣会社から雇われているので給与の支払元が違うのです。

その為、仕事をしている現場の会社と自分の給料を払ってくれている会社が違うことをすっかり忘れてしまう人も派遣社員の人には多く、派遣先の現場で業務改善案をすれば給料もアップすると錯覚してしまうんですが、それをやっても給与とは直結しません。

 

 

派遣社員が頑張っても給料が上がらないのは派遣の根本的な仕組み。

 

派遣社員というのはどれだけ頑張って仕事をしたとしても、その仕組み上、中間摂取で派遣会社が儲かる仕組みになっている都合上、絶対に収入が高くならないようになっていますので、収入をアップさせたいのでしたら派遣会社を退職するしかありません。

派遣会社の仕組みは契約している派遣社員をなるべく高い単価で取引先の企業に派遣して、その際に企業から支払われる報酬の中からより多くの中抜きをすることにより利益をあげている訳ですから、報酬が増えた場合は中抜する金額を増やすだけです。

現在の奴隷制度と言われることもある派遣社員については、実際にそれに近い形態で働くことが多いので、特にIT系企業で働く人の多くは派遣社員ではなくフリーランスといって、直接企業から仕事を受けることにより毎月100万円を超える報酬を得ています。

 

 

派遣社員で月収100万円を超えている人は殆どいなのでは?

 

IT系のフリーランスの場合は月収100万円、200万円といった人も普通に沢山いるんですが、派遣社員で月収100万円を超えている人は見たことがありませんし、派遣社員で月収100万円を超えている人がいるなら派遣会社経由で働く理由が全くありません。

何しろ派遣会社は派遣社員をなるべく高く労働力として売却して、その報酬の50%以上を摂取することにより利益を出すシステムな訳ですから、そんな条件で働いていては月収が増えることなどありませんから派遣社員の殆どの人は生活が苦しい訳なのです。

派遣会社で働く派遣社員が儲かるのであれば、これ程多くの派遣社員が生活苦で困ることはありませんし、派遣会社が儲かる事もない訳でお金の流れを見れば分かりますけど派遣という大きなくくりで見れば派遣会社が儲かるほど派遣社員は貧困になります。

その為、派遣社員が収入アップを行い生活を安定化させるには、派遣社員を止めてフリーランスで働くか、転職して正社員として働くか、独立して起業をするかになりますので派遣社員として培った技術や経験に自信がある人は転職エージェントがお勧めです。

Updated: 2017年8月19日 — 8:59 PM