現在、小泉純一郎元首相の政策のおかげで、派遣社員として働いている人たちの待遇がどんどん悪くなってしまっていますが、これから劇的によくなる見込みもありませんので、派遣社員として活動している方は今後どうするかを選択する事になるでしょうか?
儲かるのは中抜きをしている派遣企業のみであるとか、そのような世の中になって欲しくはないのですけど、現実問題として派遣企業が大きな利益をあげている今、派遣社員の方は、正社員として採用されるべく企業を探している方も多くいるようです。
そのような派遣社員の働き方として、一般的な正社員とは異なり、職場が日々変動になり、色々な企業に出向してその場で働く事になる事が多く、自分で派遣先を選べない事もありますから、派遣先がブラック企業の場合は大変不快な思いをする事になります。
今回は、そのように派遣先で信じられないトラブルに巻き込まれた友人の話について書いてみたいと思いますので、今後のご参考にしてみてください。
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派遣先の企業に出社したら制服がロッカーから消えていた。
派遣として働いている女性の方で結構多いのが、派遣先の受付などで訪問者の対応をしているような仕事であったり、管理部などで事務員として働いている人であったり、実際の派遣先の仕事ではなくて、総合受付的な仕事を依頼される事がよくあります。
そのため、その企業で採用している制服を着用して働く事が多くて、大抵は私服で出社を行い、女性用のロッカールームに入って、そこで制服に着替えてから、指定された場所で働くようなフローになっていて、毎日その繰り返しになります。
しかし、ある日、派遣先の企業に出社して、自分に割り当てられたロッカーを見てみたら、そこにしまってるはずの制服が全く見当たらず、自宅に持ち帰っている記憶もないため、焦ってその辺を探しても制服は見つかりません。
その結果、私服のままでは受付業務は当然できませんから、事実上遅刻を扱いになってしまって、その会社で信用をなくす事になるわけですが、一体、ロッカーにしまっているはずの制服はどこに行ってしまったのでしょうか?
社内のゴミ箱に捨てられていた制服を見て激怒した友人。
いつも通りに出社して、自分のロッカーに入っている制服に着替えようとしたら、その制服がないため、仕事ができず、困ってしまった友人なのですが、制服を探していると、なんとその制服はゴミ箱の中に捨てられていたのでした・・・。
明らかに社内の人間がやった事がわかるこの悪質な嫌がらせは、古典的な派遣社員に対する嫌がらせであり、誰がやったかは大体はわかるものの、具体的な証拠がないため、実際にゴミ箱に捨てた人を証明するのは大変難しいのです。
派遣先の会社の責任者にこの事を伝えても、全く悪ぶれた様子もなくて、あなたが悪いんじゃないのか?、このように平然と対応してくる様子を見て、もう我慢の限界に達してしまった友人は、その後、2度とこの会社に出社する事はありませんでした。
派遣会社には相当な抗議をしたものの、結局は派遣会社は取引先を優先するこれまたブラック企業だった事がわかり、制服をゴミ箱に捨てられるような、悪質な嫌がらせはそのまま闇に消える事になります。
登録している派遣元の企業がブラックの場合は直ぐに切り替えます。
この話は、派遣先の企業がブラック企業であり、派遣元の企業もブラック企業であるという、ブラック&ブラックの状態で派遣されてしまった友人の実際の話なんですけど、年齢が若いうちはブラック企業と見抜けない事も多く、悪質な企業を見分けるのが難しいため、このような状態になる事もあるようです。
ただ、ここまで極端な事例はあまりないのかもしれませんが、派遣先の正社員が仕事が仕事ができる派遣社員に対して、執拗な嫌がらせをする事はないわけではありませんので、その際には早めに派遣元の企業に相談をして適切な対応をしない場合は、派遣元の企業を切り替えるなどの対策をしておいたほうが良いかと思います。
本来であれば、仕事ができる派遣社員が職場に来ると大歓迎のはずなんですけど、ブラック企業の社員というのは、そのようなことよりも自分の保身のみを優先するため、外部の派遣社員が自分よりも仕事ができる状態が許せない人が多いのです。
さすがはブラック企業・・・、斜め上を行き過ぎている部分は全くブレません。