IT系企業に転職する前に必ず確認するのは実際に働く場所

異業種から年齢が35歳過ぎても転職情報が安定しているIT系に転職を検討する人は少なくありませんし、今後も他の業種がAIの進歩により縮小されてきても、IT系だけは少なくとも今働いている人が生きている間でれば、最後まで残りそうな業界になります。

IT系の業界は20代であれば日本の国内の企業でしたら無職や未経験、異業種からの転職もそれほど難しくありませんので、実際に多くの人がIT系の業界に転職をしているのですが、途中で退場してしまう人の数も圧倒的に多く人によっては向いていません。

Google等の大手外資系の企業などは流石に無職や未経験の人が採用されることは殆どなくて特殊な分野での実績がある人なら別でしょうけど、そうでない場合は応募すら容易にできない状態なので、大手外資系のITを目指すなら日本の企業で実績を積みます。

 

 

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IT系企業に転職する前に必ず確認するのは実際に働く場所。

 

これ、IT系の業界で働いていない人は多分、殆どの人が知らないのではないかと思いますし、実際に私もこの業界に入るまでは知らなかったんですけど、この業界は正社員として転職をしたとしても、その会社内で働くのではなくて出向する事が大変多いです。

簡単に言えば、派遣会社に登録をして現場に派遣されるのと全く同じような状態で仕事をすることになり、点々と現場を変わりながらプロジェクトに欠員が出たら補充させるなどの方法で、転職した会社のオフィスで働くことのほうが珍しいくらいなのです。

派遣会社のような働き方が嫌で、折角時間をかけて念願の正社員として苦労をして転職をしたのに、また派遣会社と同じように色々な現場に飛ばされて、その都度新しい人と対人関係を構築していくことに疲れてしまって退職をする人もいる位ですからね。

 

 

派遣会社とIT系の会社の偽装請負や多重派遣の違いについて。

 

知らない人が見れば派遣会社もIT系の偽装請負や多重派遣を行っている会社も全く同じだろうと思うかもしれませんが、一応、派遣登録ではなく正社員としての採用なので簡単には解雇されませんし、社会保険なども余程のブラック企業以外は完備しています。

簡単に解雇されないのが正社員の特権なんですけど、それ以前にこの業界特有の超残業時間と人間関係のトラブルから体調を壊してしまって、自分から退職する人も圧倒的に多い業界になりますので、解雇されにくい正社員の特権の意味があまりない業界です。

派遣会社とは異なり正社員としての採用ですから、本当のブラック企業以外は福利厚生や社会保険も最低限度は揃っていますので、仕事の流れが派遣会社と全く同じであっても、給与面や待遇面では交通費も支給されますし派遣会社よりも良いことが殆どです。

 

 

IT系の業界に転職をする前に働く場所について確認をしましょう。

 

名目上IT系の企業であり、正社員としての採用であれば何処で働いても構わない人ならどうでも良い話なんですけど、派遣社員のように現場を転々とするジプシーのような労働が嫌な人や向いていない人の場合は、必ずどの現場で働くのかを事前に確認します。

確認をすると、クライアントの現場で案件ごとに働くことになります、とか、プロジェクト単位で働く場所が変わりますって感じの回答を必ずしてくれますので、そのような回答がきたら、後は本社で仕事をする事もありますか?と聞けば更に確認ができます。

本社のみで働くことが殆どで、たまに打ち合わせなどで取引先に出向する会社の場合は、本社のオフィス内で働くことになり、状況次第ではお客さんの会社に打ち合わせに行くこともありますって感じで回答してくれますので、後はどう判断するかですね。

日本のIT系の企業というのは、本当に派遣会社のように現場を転々として多重派遣や偽装請負で社員を普通に労働させている企業も多くて、本当はこれは違法なんですけど、それがまかり通っている現状がありますから、転職前に必ず確認しておきましょう。