日本の企業を見ていて未だに理解不能なのが、毎朝の朝礼なんですが、ラジオ体操第一の強制は論外としても、毎朝定時になる前の早い時間帯に社員を出勤させて30分位時間を使って労働時間外なのに点呼をとったり、変な冊子を読ませるなどは異常です。
これが当たり前であると思っている人は、ちょっと考え直したほうが良いと思いますし、会社は自衛隊ではありませんので、毎朝早朝から残業代も払わずに社員にサービス残業的な朝礼を要求して、その都度、個人の人格を否定するような行為はおかしい。
以前、私が働いていた会社でも、社長が何処かのコンサルに吹き込まれたのか、社内で朝礼をするべきだって強制的に朝礼を初めて、社員が一人ずつその日の抱負を述べるようになったのですが相当な不評で忙しいのにやってられるかと直ぐに無くなりました。
毎朝の朝礼を強制するブラック企業は転職を検討するべきです。
毎朝早朝については、自衛隊や警察などでしたら組織の役割的に必要なものであり、敬礼をしたり番号を順番に大声で叫ぶのも間違ってはいないのでしょうけど、一般的な民間企業でそのようなものが必要かと言えば、これまで必要になった事はありません。
未だに、強制的な朝礼を強要していて、社員に一人ずつ意味不明な豊富を述べさせたり、大声で叫ばしたり、順番に点呼を取って自衛隊もどきのような朝礼をして満足している経営者であるなら、将来先はありませんので、相当に転職をした方が無難です。
建設現場とか原発作業員でしたら、保安上の問題などもあり点呼や各自の顔合わせも含めて、朝礼は不可欠なものになるのでしょうけど、デスクワークで働く企業で強制的な朝礼などは必要なくて、現場の担当者どうして挨拶をして自主的な対話で十分です。
朝礼を強制するならGoogleみたいに20%ルールを強制するべき。
私が働いていた会社では、社長が何処で吹き込まれたらしく強制的な朝礼を導入しようとしたら、社員が猛反対をして直ぐに廃止になって、そんな暇があるんだったら社長が仕事をしろって感じであっというまに無くなりましたが、これが普通の会社です。
ただ、全く朝礼的な儀式が必要ではないわけではなくて、それらは現場の社員等が自主的に集まって必要な時に行うものであり、毎朝定時前に強制的に出勤をさせられて別に用事もないのに、その日の抱負を述べたり大声を出しても何ら意味すらありません。
このような無意味な強制をするくらいならGoogleが行っている20%ルールのような規則を強制して社員や会社に貢献させるほうが絶対に良いですし、建設現場や自衛隊などではそれは出来なくても、民間企業であれば出来ない理由はありませんからね。
朝礼や打ち合わせは現場が必要と判断したら自主的に行われる。
現場で働いている社員であれば、朝礼が必要であると判断したら、必ず自主的にそれが行われるようになりますので、社員がそれをしない時点で全く必要がないもであり、単に経営者側のエゴや都合を社員に押しつけて自己満足をしているだけの話になります。
デスクワークの仕事に限った話になりますので、それ以外の業種で働いている人は朝礼が必須になる業界も確かにあるんですけど、私自身がデスクワークで働く業界を見てきて、朝礼が必要になったケースはありませんし、強制的な朝礼は非効率過ぎました。
ブラック企業を見分ける方法としては、毎日無意味な朝礼を事務的に繰り返していて、それをすることにより、仕事の効率が極端に落ちてしまって、余計ない仕事が増えたり、社員が得るものが全く無い経営者だけが利益を得ているのであれば転職対象です。
とっとと転職をしてブラック企業から離れてまともな会社に転職をすると、朝礼がどれだけ無意味なものであったのかがわかりますし、本当に意味のある朝礼についても知ることになりますので、早々に転職サイトや転職エージェントを利用していきましょう。