転職をする場合、どのような企業であっても、書類選考で応募者を集めて、その中から企業が選ぶ適切な人材を選考して、最終的には企業側の面接により採用の合否を確定していくわけですが、何故か、毎回最終面接までは到達するのに、そこで落ちてしまう人がいて、何故、自分が毎回最終面接で落ちるのかが分からない人もいると思います。
書類選考に通過して最終面接まで到達している時点で、企業側の求人要件は書類上では合格しているということですから、その後の面接で必ず落ちているということは、本人に何かしらの問題がある可能性が想定できますので最初にそこから検討していきます。
では、なぜ?、毎回、最終面接で不採用になってしまうのでしょうか?
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毎回、最終面接で不採用になってしまう人は何が原因?
面接を受けた企業が1社、2社位でしたら、その企業の最終面接で落ちてもそれ程気にならないのかもしれませんが、5社、10社と書類選考は通過するのに、面接で落ちてしまった場合は、何かしら自分に要因があるのではないかと考えるのが普通です。
また、面接の工程が複数ある場合、2次面接では合格しているのに、最終面接になると落ちてしまうような状況でしたら、それは技術的な要因はクリアしているのに、最後の採用を決定する人間性を見る部分で何かしらの不適格が発生している状態です。
これを、最終面接で落ちているというのですが、この場合、面接を受けている人の能力が会社が想定しているよりもかなり高い為、それでそれに見合った単価を支払うことも出来ないので、直ぐに退職をしてしまう、もしくは会社の経営に問題が出ると判断されていることがよくあります。
普通の日本企業では能力が高すぎる人を採用することは殆どない。
最初から年収2000万円とかで経営幹部候補を募集しているならまだ別ですけど、普通に何処かの部署の責任者を採用しようとしている場合、大抵月収40万円とかでしょうから、それであまりに場違いな能力の高い人材を雇い入れようとする企業は普通の日本企業では殆どありません。
そのような能力が高くて実績のあるような人は大抵は何処の企業に募集しても、書類選考は毎回あっさりと通過するのに、最後の面接で必ずと言っていいほど落とされてしまいます。
例えば。日本のウェブ関係の会社に転職をしようとした場合、過去の実績や能力があまりに高すぎると、それを嫌がって敬遠する企業もいますので、毎回希望する職種に募集しても最後の面接で不採用になる感じですが、ここである疑問が出てくるはずです。
では、なぜ?、企業側がそのような人を書類選考であっさりと通過させて、毎回最終面接まで行うのかと言えば、企業の面接担当としては採用する意思は殆どないのですが、どのような人なのか興味があるので一度あってみたいと判断することも多いからです。
全てがこの事例に当てはまるわけではありませんが、試しにそれに該当するような人がいれば、その辺の企業の求人に応募すれば、何となく意味が分かってくるので、実際にやってみても良いかもしれません。
別に安い給与でも構わないと言っても結果は同じです。
実績があり能力が高い人というのは、どの業界にっても単価が高くなりますので、そのような人を本来の相場より安い報酬で雇ってしまったら、企業側も後々揉めることになったり、直ぐに退職をする恐れがありますから、簡単には採用してくれません。
仮に、自分の給料は安くても良いと言っても、そんな提案を受け入れてくれる企業は殆どありませんので、やはり話だけを聞いて、どんな人なのかと興味を持ったらそのまま不採用になるだけですから、自分の能力と企業の能力のバランスが一致した企業の求人に応募するようにしていけば、毎回何故か最終面接で落ちてしまう謎も解けてくるはずです。
何しろ、能力がない人であれば、書類選考で落とされますし、それが通過しても次の最初の面接で落とされるわけなので、毎回最終面接で落とされる人というのは、必ずそれなりの理由があるからそうなる感じになりますね。