私の周辺でも結構いるんですけど、社長経験者の人が何らかの理由により会社を畳んでから転職活動を始めた場合、想像以上に転職が難しく書類選考に何回応募をしても毎回お祈りが届く状態になってしまい、どうして書類が通過しないのか考えてしまいます。
多分、殆どの社長経験者がこの状態を一度は経験してしまい、どうして求人票の応募要件を遥かに超えている経験と実績があるのに、面接はおろか書類選考すら通過しないのか?困ってしまうのですが、これには社長経験者特有の理由と原因がある訳なのです。
基本的に社長経験者が会社を辞めてしまって転職を検討している時点で、事業経営が上手くいかなかなった人そのものに該当すると思われてしまう事が圧倒的に多いですから、一般の会社員が転職をするのとはかなり状況が異なる事を知っておきましょう。
目次
社長経験者が転職サイトで書類選考が通過しない理由とお祈り。
社長経験者が一般的な転職サイトを使って、気になる企業の求人に募集しても、色々な理由で面接すら受けれない状態で書類選考すら通過しなくてお手上げ状態になる人が多いのですが、これには理由があり求人を掲載している企業の要件に合わないからです。
企業の求人要件にはどう見ても満たしているのに、それはおかしいのでは?と思うかもしれませんが、実は転職サイトの求人票には書かれていない要件が必ずあり、その要件というのは要件に記載していない余計な能力や実績のない人を募集しているからです。
社長経験者と言うのは、普通の正社員や派遣社員しか経験したことがない人と比較して、当然ですが経営側の知識や経験を持っている人が多くて、この経験と実績が普通の企業では邪魔になることが多いので、多くの企業の書類選考すら通過しないのです。
社長経験者が一般的な転職サイトを利用するのは間違っている?
社長経験者の人で、よくある一般的な転職サイトに登録をして転職情報を探して見ながら転職先を探しているのであれば、それは見ている転職サイトが間違っているということなので、一般的な転職サイトは一般的な転職を希望する人向けのサービスなのです。
社長経験者というのはどのような会社の経営者であっても、一般の転職希望者ではありませんので、一般の転職者よりもグレードが高い、レア的な転職希望者になりますし、年収ややりたい仕事もより経営側に近い仕事を希望する人も圧倒的に多い訳です。
私の先輩などで、社長経験者で転職活動をしていた人たちは、これまでの仕事のグレードを落としながら、給料が下がっても良いので転職がしたいって感覚で活動をしていたんですが、本人はそう思っていても求人を掲載している企業側はそう見ていません。
社長経験者が利用する転職サイトは特化型とエージェント型です。
一般の転職サイトは社長経験者を想定している訳ではなくて、一般の正社員の転職を想定していますから、それに見合った求人や年収500万以下の求人情報が圧倒的に多くて、社長経験者を募集していますとか年収1000万円以上って求人は殆どありません。
社長経験者が登録をして利用する転職サイトは、そもそも一般公開されている転職サイトではなくて、求人情報が非公開で扱われている、一定レベル以上の経験や年収があるグレードが高い人材を求めている転職サイトで求人を探さないといけないのです。
そのような非公開求人は一般の転職サイトでは殆ど扱われない状態であり、殆どが年収1000万円以上とかの特化型転職サイトや、転職エージェントと言って登録をしてから担当者が個別に対応して転職先を紹介してくれる転職サイトで扱われています。
一般の転職サイトで転職先を探していて妥協を繰り返して書類選考に何回応募しても、必ずお祈りが届く状態になる社長経験者であれば、一度転職エージェントなどの非公開求人を扱う転職サイトに登録をすれば、あっさりと転職先が見つかる場合もあります。