IT系の企業でSE経験があればフリーランスとして独立できる?

これから10年以内になくなる職業のランキングなるものが世間では出回っていて、そのランキングのリストが正しいのかどうかは分かりませんが、現状は誰でも出来るような単純労働の仕事が将来なくなるのは確実ですから、手に職をつけたい人も多いです。

その中でもIT系の業界の仕事については現時点では、将来なくなる仕事にはまず含まれておらず、IT系の上流工程を極めれば、大手外資系企業や経営コンサル会社への転職、更には実績や人脈を使って起業をしたりフリーランスとして独立する事も可能です。

その為、現在は異業種で働いている人でも35歳を過ぎても安定して転職先やフリーランスの仕事がそこらじゅうに転がっているIT系の業界に転職をしたい人が多いでしょうし、20代の人なら無料で転職を支援している行政や企業団体などもあるのが特徴です。

 

 

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IT系の企業でSE経験があればフリーランスとして独立できる?

 

では、IT系の業界に転職をする方法について過去のコンテンツなどを見ていただくとして、実際に異業種などからIT系の業界に転職が成功した人は最初はPG(プログラマー)として実装担当を行うことになりますので、それからSEを目標にしていきます。

早ければ転職から半年後くらいからSEの仕事を任される様になりますし、遅い人でも一年後くらいには実装のみではなくて設計の仕事もこなすようになる訳ですが、SEの仕事が任された時点で退職をしてフリーランスとして独立は出来るのでしょうか?

答えとしては、確かにSEでもPGでもフリーランスとして独立することは可能ですが、単価が高い案件を受注したり更にIT系の経験を活かして経営コンサル会社に転職をするなどを希望する場合は、残念ながらそれを実現することは出来ない事情があります。

 

 

SE経験があるからと独立をしてもフリーランスには成れない?

 

ぶっちゃけた話をすれば、フリーランスとして独立をするのはPG経験がなくても、嘘ハッタリで営業をすることは可能なのですが、実績がない人には当然人脈もありませんので、そのような人に高単価の仕事を依頼するような奇特な事業者はありません。

SE経験があるからといって安易に会社を退職して独立してしまうと、運が良ければフリーランスとしてそこそこの案件を受注することが出来て月商50万円位の実績を出すことは可能かもしれませんが、そこから上に這い上がることは大変難しいのです。

フリーランス案件を自分で受けれない場合は、IT系フリーランス専用の案件斡旋サイトからも受注をすることは出来ますけど、当然ですが、紹介手数料を引かれている状態で直請け案件ではありませんし、SE程度の案件は良くても月商50万円位が限界です。

 

 

フリーランスとして独立をするなら上流工程の実務経験は必須。

 

これからIT系の業界に転職をして定年までその会社で働く予定の人がどれだけいるか分かりませんし異業種から転職をしてその残業時間の凄まじさや人間関係のトラブルで途中退場する人もいるのでしょうけど、フリーランスを目指すなら上流工程は必須です。

また、IT系で上流工程の実績があり、更に英語力がある人であれば、次の転職の幅が相当広くなりますし、正社員として転職をした場合でも年収ベースで1000万円以上の求人も結構多いですから、将来なくならない特殊な技術の資産価値は大変大きいです。

PGからSEへのクラスチェンジはそれほど難しくありませんし、実績があれば半年間くらいで可能ですがそこから上流工程への転職は簡単ではなく、経験を積みながら修羅場もくくり抜けないといけない暗黒の世界ですが、その後にはヘブンが待っています。

 

 

IT系で上流工程の経験を身につけると転職市場で有利になる理由。

 

上流工程の業務で難しいのは、単純にプログラマーとして有能であるとか、SEとして有能であるなどの、その分野の技術に卓越していればよいというわけではなくて、腹黒い営業的な駆け引きやマネージメント能力が要求されますので転職市場で強いのです。

IT系の業界に転職をしたい人や、IT系の業界から上流工程の経験を積むために転職をしたい人がれば、実績のある転職エージェントに相談をするとか、既に独立をしている先輩や信頼のできる友人などに相談をしながら、一歩ずつ前に進んで行きましょう。