勤めている会社を退職する場合、もっと良い会社を見つけて退職をするとか、イギリスやフランスに移住をしたいので退職をするのでもない限り、大抵は会社側や上司とは険悪な関係になっていて、精神的にも円満退職出来る状態ではない人が沢山います。
私の友人とかも会社の給料が安すぎるとか、上司がイラつくとか、同族企業でいきなり社長の息子が入社をしてきて上司になるとか、色々な事情や長期的なストレスや不満が高まり退職時には会社に何かしらのダメージを与えて退職をしたいと考えていました。
また嘘の理由で退職をしたり、退職届などは提出せずにそのままトンズラする感じで、いきなり出社しない状態で業務を完全放置するなど、いわゆる立つ鳥跡を濁さずではなくて、濁しまくって退職をする状況になりかねない人もいるのですが注意しましょう。
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転職する際に立つ鳥跡を濁して退職をしない方が良い理由。
立つ鳥跡を濁さず退職をするのと、跡を濁しまくって退職をするのとでは、退職時の満足感は後者のほうが良いのですが、そのような満足感のためだけに、あえてその後の転職や仕事をする際に予想しないデメリットが発生しかねない選択肢は大変危険です。
退職時に会社の引き継ぎをしないとか、業務を放置して退職をしたらその時の気分は創価になるのかもしれませんが、海外に移住するのでしたら別でしょうけど、同じ都道府県内や日本国内で転職や起業をする場合、何が原因でまた関わるかもわかりません。
その際に、万が一退職をした以前の会社やその時の上司や同僚たちと仕事で関わることにあってしまった場合、お金を払う発注元側でしたらまだ良いのですが、お金を受け取る側の場合は、退職時には想定していなかったトラブルになることも多いのです。
立つ鳥跡を濁して退職をしてよいのは成功者になれる人のみです。
現実問題としては、立つ鳥跡を濁さずと言っても、会社の待遇が悪いとか上司や役員があまりに横暴である場合や長期間に渡って、才能を摘み取るような対応をしてきた場合、綺麗に退職できない状況になる人も多く、その場合は戦闘状態で退職になります。
相当会社とトラブルを起こして無断欠勤や有給を全部使って引き継ぎをしない状態で退職をした友人などもいますが、その後に起業をして成功をした人になる自信があるのであれば、どれだけ退職時に会社側と問題がありませんから、徹底的にやるべきです。
しかし、実際に退職をして成功者になる位の実力がある人ってそこまで多くないと思いますし、また同じ市区町村や都道府県内の同じ業種の会社に転職をする場合で会社員として働くのであれば、退職時には心を殺して我慢をしながら円満退職をしましょう。
立つ鳥跡を濁して退職すると実は無能な人間と思われる?
一般的に我慢の武士だと言われていることが多い徳川家康のように、鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥って有名な話がある通り、退職時には相当なイライラがあるかもしれませんし会社にダメージを与えて退職したい気持ちもあっても耐え凌ぐ忍耐力も必要です。
退職時に会社を混乱させてダメージを与えてスッキリして退職をしたと思っても、それを行うことにより会社側にダメージが発生することは殆ど無いことが多くて、余計に会社側が一致団結をして、あいつが退職して会社が良くなったとなることもあります。
そうとは知らずに会社にダメージを与えたと喜んで退職してみると、将来的にかつての会社やその時の同僚等と再び関わることになると、あいつは無能で仕事ができない奴だと周囲から認識されることも多く、それが原因で仕事ができなくなる場合もあります。
退職後に必ず成功をする自信があり、かつての会社と関わることになっても常に上座に立つポジションに位置する自信があるのであればよいのですけど、そうでないのであれば退職の際には自分を殺して笑顔でお世話になりましたと退職をするのがお勧めです。