デザイン会社に転職した方が良い人をこっそり教えます

大凡年齢が20代、30代前半の人しか募集していないであろう職種に人気のデザイン会社があり、最近では出版系やチラシ系以外でもウェブ系のデザイン会社も増えてきていますが、やることはどちらも同じですし、大抵両方共扱っていることもよくあります。

よって、デザイン会社に入れば、紙媒体を扱うか、映像媒体を扱うか、ウェブ媒体を扱うかによって若干やることは違ってくるとは言え、ベースはどれも同じデザイン的でクリエイティブな仕事になりますから、一度は働いてみたいと思う人も多いと思います。

それで、実際に私が以前デザイン会社で働いていた際に、どのような人がデザイン会社の転職に向いているのかについて、今回は書いてみたいと思います。

 

 

デザイン会社に転職をするべき人はやはり20代、30代前半ですね。

 

これまで、デザイン会社で働いていた人なら経験もあるでしょうけど、大抵が若い世代の人ばかりであり、私が働いていた頃も全員が20代前半であり、部長クラス、専務クラスが30代位で社長が40代といった比較的年齢層が若い会社であることが殆どです。

その為、デザイン会社の求人というのはどれも25歳位で募集がされていて、全体的に見ても年齢層がかなり低く設定されていることが殆どであり、よくある35歳が限界ではなく、大抵は30歳が限界点に設定されている感じではないでしょうか?

私が働いていた頃は26歳位の先輩がリーダー的な役割をしていましたので、30歳の未経験者が仮にそのような現場にいきなり入ったとしても、恐らく雰囲気についていけないとか、話が合わないとかで中々対人折衝が難しい業界だと思います。

 

 

年齢が35歳以上の人でもデザイン会社には転職可能ですが・・・。

 

恐らくデザイン会社で年齢が35歳での求人になると、総合的な管理職とか営業職的な募集くらいであり、デザイン実務的な人材を募集をしているデザイン会社は殆どないのではないでしょうか?

営業職でしたら実力があれば、どの業界でも年齢に関係なく採用されるのが普通ですから、それについてはデザイン会社も例外はないのですけど、大抵は社長や専務、部長等がデザイン会社にいては、営業を取り仕切っている事が多かったですね。

特に社長は1番単価の高い大きな案件を独占的に扱っていることが多くて、それで他の営業よりも圧倒的に売上成績がよくはなっているんですけど、そのような案件は営業をする必要もないので、実際には社長以外の人たちが新規営業を行います。

ただし、相当な営業力があるのであれば、あまり給与面で期待ができないデザイン会社よりも、もっと待遇がよい職種も沢山ありますので、年齢40歳で実力があり、あえて労働時間の多い労働対価の安いデザイン会社を選ぶことは余程の事情がない限りありません。

 

 

デザイン会社に転職しても実力がないとすぐに事実上の解雇をされます。

 

デザイン会社と他の一般的な会社根本的な違いは、デザイン会社というのはクリエイティブな仕事をする場であり、工場の流れ作業のような決まったマニュアル的な仕事をするような会社ではありませんので、それを事前に把握しておく必要があります。

その為、書類選考を通過して、何とか面接も合格し、無事にデザイン会社に入社したとしても安心ではなくて、そこからが本当の面接になることを知らない人が案外多くて、わからないことがあれば会社がサポートしてくれると勘違いしている感じですね。

実際にそのような人がデザイン会社に入社しても、最初の頃は周囲も親切に対応してくれたりするのですが、あからさまに自分で何も出来ない感じで、何をするにしても人の指示を待っているような人、クリエイティブな仕事ができない人はどうなるのか?

 

 

デザイン会社では仕事のできない人は即日リストラ対象になりかねません。

 

私のいたデザイン会社では、そのような人は早々にリストラ対象になり、あっという間にいなくなってしまっていましたので、デザイン会社には入社したから良かったではなくて、それから先のクリエイティブな仕事をできるかどうかが重要になるのです。

この部分を案外勘違いしていたり、知らない人も多いので、それを事前に把握してから、この会社に入って自分の実力を周囲に見せつけてやると思えるくらいの人でないのであれば、デザイン会社への転職は止めておいたほうが良いかと思います。

また、給与があまり良くない割に労働時間が極端に長いことが多いので、20代の若い頃にデザイン会社で人脈を作って実績を積んで、その後は自分で起業をしたり、他の分野に転職をする人も圧倒的に多く、それくらいの積極性がないと難しい業界ですね。

ただ、高価なパソコンや専用ハードウェアにソフトウェア、モリサワやフォントワークス等フォントも使い放題になることが多くて、新しいこともどんどん勉強して学んでいけますので、向上心のある人でしたら給与は低くてもお得ではないかと思います。

私も20代前半の頃、デザイン会社で深夜や土日にタイムカードを押さない状態で勉強目的の出勤をしていて、そこで独学でLightWave3DとかPhotoShop等を使って色々と学んでいましたので、その実績は今でも大変役に立っています。

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