日本では大手企業から中小企業まで年功序列の仕組みになっていることが多くて、実力よりも入社して何年働いているかが査定基準になりますので、会社で正社員として働いていると、その働いている年数により昇給が行われて、状況により管理職になります。
管理職になると部長や課長等の肩書が付きますし、年収もアップしますので昇給したほうが良いって価値観が昭和の時代にはあったのですが、現在では残業代はつかないし責任は押し付けられるし、実際は生活は余計に苦しくなるって状況になりつつあります。
それ故に最近では管理職になりたくないって考える人も多くなっていて、平社員の方が残業代も付きますし責任もありませんし、部下の管理などもしなくて良いので、何とかして管理職になりたくない訳なのですが、年齢に合わせて管理職は避けられません。
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出世をして管理職になると収入が下がるので転職を決断。
正直って管理職になりたくないと思っていても、管理職に該当するマネージメントや営業力、折衝能力がないと30歳を過ぎてからの転職が大変難しくなってしまいますので管理職になりたくない気持ちはわかりますが、なるべく受け入れるのがお勧めです。
ただし、管理職になってしまうと肩書がついてしまって残業代がつかなくなってしまうことが殆どなので、昭和のバブル時代はそれでも良かったのかもしれませんが、現在では凄まじい増税が行われているので日本古来の管理職は割に合わなくなっています。
管理職は割に合わないと言っても、その経験がないと30歳を過ぎてからの転職が大変難しくなりますので、相当難しい判断になるのですが、この対策としては年収が大幅にアップする会社に転職を前提で管理職を受け入れて経験を積むのが良いわけですね。
管理職への昇進は受け入れておき転職を前提に経験を積むべき。
現在は増税があまりに凄まじいですし、税金の一部でもある社会保険料の値上げも大変な状態になっていて、それで管理職になってしまうと、残業代はつかなくなるし休みはなくなるので、絶対になりたくないって人も多くなってしまうのは仕方がありません。
年齢が若い時であれば管理職に昇給するのを逃げることも出来るのかもしれませんが、30歳以上の転職市場では管理経験がない人、いわゆるマネージメント経験がない人は簡単には転職ができなくなっていますので、相当な技術者でもない限り厳しいです。
現実問題としては、平社員のほうが役職者の上司よりも手取りが良いって環境の会社も多くなっていますし、責任もなく休日出勤も無償でしなくて良い平社員のほうが楽なのですけど、転職を前提に考えてなるべく早い時点で管理職の経験を積むべきです。
管理職の経験を積んで福利厚生が良い会社に転職するのがお勧め。
管理職になって定年まで働けるとか、定年まで働く予定であればそれでも良いのかもしれませんけど、現実問題としては大企業でも現在の激しい社会情勢に耐えれずに大規模なリストラが頻繁に行われて、遂に都市銀行まで大規模なリストラを予定しています。
定年まで働く年功序列の仕組みが当たり前であった日本の常識が大きく変わってきて、いつ会社が倒産するとか業績悪化でリストラが行われる状態になるのを考えると、管理職になる時点で転職を前提に考えた方が良くて、その時点で転職活動を開始します。
正直、30歳を過ぎた転職事情を実際に経験すれば分かりますけど、マネージメント能力がないとまともな会社に転職をすることは大変難しくなりますので、将来の転職を意識しながら転職エージェント等を積極的に利用して管理職の経験を積んでいきます。
日本の会社の場合、管理職になると年棒制になってしまうことが多いですので、逆にそれを考えると、より待遇が良い会社に転職をするチャンスでもあり、残業代も休日出勤も手当がつかなくなる以上、条件が良い会社で管理職として働くのが最善になります。