つい最近、契約社員として働いていた50代か60代くらいの女性が、突然契約を解除されて働き先をなくしたってニュースが有りましたが、この女性は3ヶ月契約更新で契約社員として10年以上も働いていたとのことで、契約解雇に不信感を持っていました。
ただ、ニュースを見ていて感じたのは、契約社員で3ヶ月契約で働いているのであれば、その期間が満了したら更新するかどうかは雇側の判断であり、派遣会社に必要であれば更新を依頼をして、必要なければお断りをするだけの話なので無問題ですね。
それを、何を勘違いしているのか、契約解除は不当であるとか、正社員と同等の待遇を求める内容の主張をしていましたけど、契約社員がどのような目的で雇い側から必要とされているのか?、それを知っていれば10年以上もあれば対策は取れたはずでね。
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派遣社員で定年まで働く考え方は危険?正社員へ転職がお勧め。
派遣社員で働いている人で勘違いしている人で多いのが、正社員と完全に同等の待遇を要求する価値観であり、そのような人材を雇っている企業が敬遠するのは当然ですし、正社員を雇わずにあえて高いお金を払って派遣社員を雇っている意味がありません。
派遣会社からかなりの金額を中抜きをされて報酬を得ているため、それほどの金額が支払われていることを知らない人も多いのですけど、実際には企業は派遣会社に結構な金額を支払っていることが多く、その金額を支払っても正社員よりも派遣を雇います。
その状態で期間限定で契約更新を繰り返しながら、派遣社員をやっていることを考えれば分かる通り、定年までその会社で働く予定であるなら派遣社員としてのポジションでは駄目で、必ず正社員として働けるように転職をしておかないといけない訳なのです。
派遣社員として働いていて契約終了になってもそれは当然の話です。
3ヶ月更新の派遣社員として10年以上も働いていたのだから、契約終了の通知をされるのはおかしいって苦情を言っても、会社は派遣会社との期間限定の雇用契約になりますから、何ら問題もなく、それについておかしいとかって主張をしても全くの無駄です。
正社員であれば簡単に解雇されることはありませんが、会社の経営が厳しくなった場合、仕方なく社員を解雇しないといけなくなった場合は、大企業や銀行でもリストラをするわけで、そうなる前に派遣社員やバイトから首切りをするのも当然ですからね。
派遣社員とか期間従業員として働いている場合、あくまで事前に契約されている期間内に仕事を依頼するだけの話でありその状態で何も考えずに5年間、10年間とあたかも正社員と同等の待遇を受けていると勘違いをしてしまうと、年齢を重ねるほど悲惨です。
定年まで働きたい会社であるなら転職をして正社員になるしかない?
現時点で、どのような雇用形態で働いているにしろ特定の会社で定年まで働く予定であるなら、派遣社員ではなくて、その会社の正社員になっておく必要がありますので、結論から言えば、なるべく早い段階で正社員として転職をしておくのが最も有効的です。
逆に正社員として転職をしていない場合は、いつ契約終了してもおかしくないと認識してその職場で働くべきであり、それ勝手に自分で会社から必要とされているので派遣社員でも正社員と同等の扱いを受けていると勘違いしてしまうと大変な事になります。
そもそもですけど、派遣社員として特定の会社で働いている場合、有能な人材であれば会社側から派遣をやめて当社で正社員になっていただけませんか?との勧誘が必ず行われますので、それが10年以上まったくなかった時点で、必要ない人材だった訳です。
派遣社員でも有能な人は多く、友人でも20代のときにデザイン系の派遣社員として働いていたのですが、仕事ができるということで、会社側から転職を勧誘されて、いわゆる内部ヘッドハンティング状態になり、その後は派遣から正社員として働いています。
現在、派遣社員として働いている人は仕事に困っていなくても、あくまで期間限定の派遣社員としての立場を認識しておき、安定した雇用を求めているのであれば、早めに転職エージェント等の転職の専門家に相談をして効率良い転職を実現しましょう。