転職をする際には、事前に転職先の企業を確定させておき、後は今の会社で仕事を引き継いで退職する流れにしておくと、大変スムーズに退職及び転職を行うことが出来るのですが、すべての人がそれを簡単に実現できるわけではありません。
例えば、今は製造業をしており、工場で働いている人が、デザイン会社やシステム開発会社に転職をしようと思っても、全く業務経験がないことから、先ず面接以前に書類選考で落とされるのが確実であり、中々異なる業種への転職は容易ではありません。
しかし、誰しも最初は経験なしのスタートから始めるのは平等的な話になりますから、現在、デザイン会社で働いている人、システム開発会社で働いている人であっても、最初の時点では全くの経験無しから社会に出ているはずです。
今は工場で働いていてもデザイン会社やシステム開発会社に転職は可能。
それを考えると、現在工場で働いている人がデザイン会社やシステム開発会社に転職をするのが不可能である訳でもなく、後は本人の努力次第でどうにでもなると言った話になっても何ら違和感はありません。
ただし、Google等の世界でもトップクラスの外資系企業になると、かなりの経験や実績を求められることや、英語力も必須になることが当たり前の世界なので、その領域を目指しているのであれば、英語の勉強を普段からしておくことが重要です。
日本人の場合、英語ができることを自称する人でも、実際に試験のような読み書きはできても現地の独特の方言や文法回しについていけない人、ヒアリングになったら全くダメな人も沢山いますので、そうではなく、実用的な英語力をつけましょう。
日本企業の場合は、通常は英語力が要求されることは先ずありません。
今の会社で働いている間に転職の準備を進めていきます。
転職に関しては、転職を希望する企業が求めている人材である必要があり、必ず必要とされる経験や実務実績などが提示されていますので、実際それをクリアしておく必要があるのですが、必ずしもそうではなく、同等の経験があると判断されたら独学でも採用される場合も多いのです。
特にデザイン会社などはその方向が堅調であり、実際に本人が制作したデザインやイラストを提示すれば、それだけでもどれくらいの能力なのかが分かりますから、後は余程対人コミュニケーションがない人でもない限り、それだけで採用になる場合もあります。
現在の職種よりも重要視されるのは本人の能力であることが多い。
工場で働いていると、その実績は異なる業種では全く認められないので、自分は転職ができないとか、会社で事務員として働いている人は、それ以外の実務経験がないことから、自分にはデザイン会社への転職は無理だと思っている人もいるかもしれません。
実際には全然そんなことはありませんので、やるべきことをやればよいだけです。
では、何をすればよいのかと言えば、転職したい会社を予めピックアップしておき、その会社が求めている人材の要件を確認します。それで、その要件に見合った勉強をしていけばよいだけなので、独学でもいいし、詳しい人から習うのでもいいし、兎に角毎日やることが重要になります。
公務員や官僚型の古い体質の企業、同族企業でもない限り、学歴や職歴よりも、その本人の能力が認められることが多いことを知っておくと便利ですし、そのような考え方の企業でないと、恐らく転職しても先はないのではないでしょうか？