笑顔で転職を勧誘してくる友人やコンサルの対応方法

社会に出てからある程度、専門職と呼ばれている仕事を続けていると、その際にかつての友人から連絡が来たり、転職コンサルを名乗る相手から連絡がくることがあり、その連絡内容は大抵、貴方は大変能力が高いので、今よりも優れた会社があるので転職しませんか?、といった内容であることが多くなるかと思います。

また、今の待遇をやたら聞いてくることが多く、年収はいくらであるとか、ボーナスはいくらであるとか、兎に角、現在の会社での待遇の不満であるとか、それと比較して他の会社はもっと待遇が良いとか、明らかに転職を煽る内容になっているはずです。

 

 

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自分の実力を褒められて気分が悪くなる人はこの世にいない。

 

このような話を聞けば、誰しも悪い気分になることはなく、自分能力が高いのでそれを期待している企業が存在するとか、そういった企業を善意で紹介してくれるとかの話ですから、聞いていて気分が悪くなる人はあまりいないはずです。

しかし、世の中にはうまい話には裏があるとはよく言ったもので、直系親族ならまだしも、そうではない他人が、全く自分にメリットがない連絡を他人にするはずがないことを常に理解しておく必要があります。

 

 

かつての友人であっても社会に出たら他人であることを理解する。

 

小学生の頃から仲がよく、大学を卒業しても深い付き合いがある信頼のできる友人であっても、その後に社会に出てしまったら、かつてのような純粋な友人同士の関係ではなくてお金が絡んでくる関係になっていることに気が付かないといけません。

ただ、案外これが分かっていない人が多くて、社会にでもかつての友人同士の間隔で接してしまい、結果的にその友人と絶縁する状態になる人が多いことを知っておくべきであり、転職の話であっても、何らかの意図があるから連絡をして来ているわけです。

もちろん、純粋に親切心で転職の連絡をしてくる友人がいない訳ではないのですが、それでも何が起こるかわからない社会の仕組みとして、常に正しい判断が出来るようにしておいて損はありません。

 

 

なぜ?、親切に高待遇の転職先を紹介してくるのか?

 

かつての友人からの突然の連絡、転職コンサルからの連絡、これらに共通するものは、両者とも今よりも待遇が良くなると言って転職先の企業を紹介してきていること、今勤めている会社の待遇を聞き出していることであり、早い話が転職を斡旋しています。

この場合、斡旋する側にも何らかのメリットがあるから、態々連絡してきているわけであり、ボランティアや善意のみで連絡をしてくる相手の方が稀ですから、要は転職が確定した時点で、何らかの報酬を得ることが出来るから連絡をしてきている訳です。

もちろん、それが悪いことではなくて、紹介や斡旋自体が商売として成立しているわけですから、そのようなコンサルにお世話になって、よりよい会社に転職ができるのであれば、皆さんメリットを得る訳ですから、積極的に利用していくのも悪くありません。

ただし、その仕組を理解せずに、純粋に相手が善意で転職先を紹介してくれると勘違いしていると、状況次第では利用されるだけ利用されて、転職してみたら前の会社のほうがよかった・・・となりかねませんので、やはり仕組みを知って相手を利用するくらいでないと、紹介された転職を実行するのは控えておいたほうが良いこともあります。

世の中は他人に善意でより良い情報を提供してくれる相手ばかりではないのです。

転職について疑問点や分からないことなどがある場合は、就職や転職を扱っている専門企業に無料相談をしてみるのも良いかもしれません。