正社員が将来年収1000万になっても生活が厳しくなる理由

会社で正社員として働いていると、年功序列型の日本企業の場合、大企業であれば次第に年収が上昇していき、最終的には年収1000万円クラスの報酬を得ることになりますので、こうなると一般的には生活が豊かになると思われがちです。

中小企業や同族企業の場合、親族以外は大抵、最後まで安い賃金で働かされますので、その場合は、転職ができない年齢である35歳前後になってしまうでに、将来を考えて転職や起業等をしながら、いつでもその会社を抜け出す準備をしておきましょう。

実際に年収が1000万円になったらどうなるのかと言えば、生活が豊かになるどころか、日本の場合は余計に生活が苦しくなることも少なくなくて、案外年収1000万円クラスであっても借り入れをしていたり、家計は火の車であることも少なくありません。

 

 

目次

20代で入社をして50歳になったら年収1000万円になる会社。

 

会社に入社した20代の頃であれば、将来この会社で働いていけば、50歳くらいになった時には年収1000万円クラスになるので、安泰して頑張っていこうと思う人もいるのかもしれませんけど、実際にはそんなに甘い話でもないと言った現実ですね。

まあ、ブラック企業の場合は40代の上司が年収300万円とかで働いている場合もありますから、それと比べたら年収1000万円は全然破格なんですけど、比べる相手を下げてしまったら、それ自体が全く意味がありませんので、比較するなら良い相手です。

 

 

正社員が年収1000万円になっても生活が厳しくなる理由。

 

多分、年齢が若い人ほど、上司のように将来の年収が1000万円になったら生活が豊かになるので、この会社で仕事を頑張ってその年収に到達出来るように今の会社で働こうと考えることになるんでしょうけど、実際にはかなり現実とズレがあります。

その理由としては、確かに入社したばかりで20代の頃に年収1000万円の報酬を得ているのでしたら、それは破格の待遇で生活にも全く困らないでしょうから、それに該当する場合は年収1000万円で生活が厳しくなる理由は全くありません。

しかし、日本の年功序列型の給与システムの関係上、どれだけ優秀で才能があっても20代で年収1000万円の待遇になるような会社は殆ど存在しておらず、大抵は長い年月をかけて長期間において勤務している社員のみがその条件に到達できます。

その結果どうなるかと言えば・・・。

スポンサードリンク


 

 

50歳で年収1000万円では生活が豊かになるのは難しい理由。

 

正社員で年収1000万円の場合、年齢などにもよりますけど、大凡手取りで700万円前後になりますので、実はそれ程多くの所得を得ているわけではなくて、税金でかなりのお金を取られてしまっていることになりますので、まずはこの部分が要注意です。

更に、50歳になっている人の場合は、既にお子さんが数人いて、大学生位の年齢に達していることも少なくありませんし、住宅を購入しており、住宅ローンの支払も決して安くない金額を支払っているのが日本の典型的な成功している会社員です。

もう、何となく分かってきたかと思いますけど、20代で年収1000万円になるのであれば、それはお金に困ることなどまったくなくて、税金で300万円前後取られようとも、大抵の好きなことが出来ますから、これなら全然生活は豊かになります。

しかし、年齢が50歳になってやっと年収が1000万円クラスになったとしても、その頃には長い年月をかけて年収1000万円クラスの生活が当たり前のようになっているため、結局余剰的なお金などは殆どなくて、全然生活は豊にならない訳です。

 

 

50歳で年収1000万円になると接待に掛かる費用が極端に増加します。

 

また、50歳になって年収1000万円の正社員であれば、やりたくもないゴルフや登山などで取引先や役員相手に笑顔で付き合いなどをしないといけないことも多くて、当然それらの出費は自前になるので、やたら交際費が発生する状態になります。

年収が300万円の人がいきなり年収が1000万円になったのでしたら、生活は豊かになるのでしょうけど、日本の年功序列型の給与システムで時間をかけて年収1000万円になった人の場合は、それに合わせて出費も増えていくので結局意味がない話です。

だったら、50歳で年収200万円の人はどうなるのか?、と言った話になると、そういった人たちは20代の頃から長い年月をかけて年収200万円でギリギリ生活が出来るような生き方をしていますので、別に何ら問題はないと言った話ですね。

それを理解して、今の会社に勤めて50歳になって年収1000万円になり、ギリギリの苦しい生活をしたくないのであれば、20代から50歳になるまで20代の頃の生活を維持していればよいだけなので、それでいいのでしたら、50歳になって年収1000万円になると、生活にかなりの余裕ができるはずです。

この仕組みを理解している人、理解していない人で、かなりの差が出てくるかと思いますし、仕組みを知っている人で頭の良い人は、既に30代位の一番生活に余裕ができるときから、株式投資などで成功をして、安定した生活を送っているのです。

株式投資でしたら分離課税で完全に給与所得と税金が別れていますからね。




本気で転職エージェントに転職先を相談したい人。



転職エージェントは年収600万円以上等の専門性の高い仕事や経営層に近い仕事が非公開求人として沢山登録されています。該当する人材であれば、指定の情報を登録するだけでエージェントが最適な転職先を探してくれたり紹介してくれます。

リクルートエージェント




年収600万円以上の人に支持される転職サービス。



年収600万円以上の人が多く利用する非公開求人を扱っている登録型の転職エージェントです。外資企業や管理職求人にも強く、転職を行い大幅な年収アップを目指している人やキャリアアップを求めている人にお勧めで、簡単な登録をするだけで利用できます。

JACリクルートメント



スポンサードリンク